サボろう。
そう思い立ったが吉日、私は早速保健室に向かった。星月先生いるかな、なんて思いつつ控えめにノックをして保健室の扉を開ける。星月先生は、いない。またベッドで寝てるのかな。奥のベッドに向かいカーテンを開けた。…いない。理事長の仕事中なのかな。せっかく星月先生と雑談しようと思っていたけど仕方ない。それになんだか眠くなってきたし、このままベッドで寝てしまおう。


***


理事長の仕事もなから片付き、睡眠をとる為に保健室に足を向ける。今日は随分と書類が多かった。ずっと座りながら書類に目を通していたお陰で肩が凝ってしまっている。今すぐにでもベッドに潜り込んで睡眠を貪りたい。欠伸を噛み殺してそんな事を考えているうちに保健室の前についた。ガラリと扉を開けて真っ直ぐベッドに向かう。机の上に新しい書類があった気がしたが気のせいだと思うことにした。今は睡眠をとることの方が重要だ。
奥のベッドのカーテンを開けて俺は固まった。…何故名前が此処で寝ているんだ。とりあえず名前の寝ているベッドに腰掛ける。二人分の体重にギシとベッドが悲鳴を上げた。起きる気配がない名前の顔の横に両手をついて顔を覗き込む。端から見たら寝込みを襲っているように見えてしまうだろうか、なんて頭の隅で考えた。

「こんな所で無防備に寝るんじゃない。食べられちゃうだろう?」

すうすうと寝息を零す名前の口を一瞬塞いで、俺は当初の目的であった睡眠をとるべく名前の寝ているベッドに潜り込み、名前を腕の中に閉じこめる。腕の中の暖かい温もりに笑みをこぼして、目を閉じた。

起きたときの名前の反応が楽しみだ。




―――
会 話 が ま る で な い

皆さんみたいな素敵な文章が炉那には書けませんよやふう\(^o^)/←

20111024







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