かわいいひと。

君はあまり笑わないけれど、笑うとすごく可愛い。

「そうだよね、アレルヤ?」
「うん、そうだね。」

君が同意を求めてると、ついしたくなる。

頬をつつくと、

「ひゃっ…」

動揺しながら、照れてる。

「もっと笑えるようになるといいね。」

だからって、無理に笑わなくていいんだ。
少しずつ、慣れていけばいい。

「君なりのペースで、少しずつ慣れれば良い。」
「私なりに…?」
「そう。急に変わっていくには、無理があるから。」

…そう言って手を握った。

「…ありがとう…アレルヤは、優しい…」

…そうかな、と返したら…

「そうだよ…アレルヤは、優しい。」

君が笑ってくれた。そう、それでいいんだ。
嬉しくなって、頬にキスをした。

「も、アレルヤったら…」
「…それでいいんだ。少しずつ、慣れていこう。」

紅くなった頬に両手を当てている君が可愛すぎる。
だからどうしても茶化したくなるんだ。

(顔、真っ赤…)
(だ、誰のせいだとっ…)

さあ、誰のせいだろうね?

(展示期間:12.10.14-13.01.07)

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