02.気持ち良くなると


思ったより遅くなってしまい、聡は怒っていた。

「…遅えよヒロイン」

案の定、聡は不機嫌だ。

「ごめん、ちょっと森で時間かかっちゃって…」
「まあ、いいけどよ。…上、行こうぜ」

そう言うと、聡は階段を上がって行った。
この空き家は、聡の父村長のものだ。
旅人がたまに借りたりするが、殆どヒロインと聡が使っていた。
ヒロインも階段を上がると、聡が部屋のドアを開けて立っている。

「…ベッド行けよヒロイン」

完全に不機嫌な聡。
こういう時の彼は抱き方が激しくなるのを、ヒロインはもう分かっている。

「ん、分かった」

ヒロインは、素直に頷く。
そして部屋の中に入った時、聡が後ろから抱き締めてきた。

「ヒロイン…待ちくたびれてるんだ…昼間から長かった…」

聡はそう言いながら、ヒロインの両方の乳房を鷲掴みにした。

「あ…聡…っ」
「この柔らかいおっぱいは…俺のものだ…」

聡は鷲掴みにした乳房を、服の上から円を描く様に揉み始める。
掌におさまらず、ヒロインの乳房が揉まれ揺れている。

「あっ、ん…っ。や…」

いつも以上に興奮している聡にヒロインは少し戸惑うが、強引な愛撫はヒロインの官能の渦を揺らす。

「ヒロイン…好きだ…ッ」

耳に舌を這わせながら、聡が呟く。
乳房を下から上へと持ち上げると、こねるように揉む。

「あ、ん。あんっ。聡…」
「ヒロイン…ッ」

ヒロインがくるりと振り向くと、聡はその唇を奪う。
そして、そのままヒロインをベッドに倒れ込ませ、聡は覆い被さる。

「ヒロイン…すっげぇ可愛い…」

聡は、ヒロインの谷間に顔を埋め、舌を這わせていく。
そのまま、器用に服を肩から下へとずらしていく。

「もうすぐ、おっぱい見えるぜ…?」
「んっ…そういう事…言わないで…っ恥ずかしい…」

ヒロインは、潤んだ瞳で聡を見上げる。

「っ…今日のヒロインは、いつも以上に可愛いな…」

聡が服を下げ終わると、ぷるんっと揺れてヒロインの乳房が露わになった。

「ヒロインの俺のおっぱいだ…」
「聡…」
「ん?」

聡は直ぐに、直に乳房を揉み出す。

「ん…っ。わ、私…明日村を出て…旅に出る」
「…旅?何で急にそんな事言うんだ?」

聡は唖然として、乳房を揉む手をやめた。

「聡も、最近魔物が増えて凶暴になっているの分かるでしょう?それは、魔王がこの世界を征服しようとしてるかららしいの。だから私、世界を救いたい。私の剣で…」

ヒロインは、自分の胸元にいる聡を見つめて言う。
聡は暫く黙って、彼女を見つめている。

「…ごめんね、急に。でも、魔王がこの世界に来たら大変でしょ、だから…。聡、今日のエッチで当分…お預けにして。ごめんね…。でも、必ず帰るから…」
「…ヒロイン」

聡は、ヒロインの唇にキスをする。
舌を入れ、彼女の舌と絡ませ合う。

「んん、ぁ…」

ヒロインもそれを受け入れ、舌を一生懸命絡ませる。
そして、キスを終えるとヒロインをじっと見る聡。

「いつか…お前は村を出るって思ってた。お前の剣は、村だけでおさまるものじゃねえって…」
「聡…」
「…寂しいけど、仕方ねえ。ヒロイン…今は…今はお前は俺だけのものだ。だから…俺に感じてくれ…っ」

そう言うと、聡は再びヒロインの胸に顔を埋めた。
谷間を舌で舐めながら、両方の乳房を持ち上げ、人差し指で乳房の頂上の突起をスッと撫でる。

「はぁっん!」

ビクッとなるヒロイン。
既に乳首は硬く尖り、立っている。

「俺に感じてくれ…」

聡はそのまま、左の乳首を口に含んだ。

「あっ!」

ヒロインは声を上げる。
聡は、乳首の根元から乳頭まで甘噛みしていく。
右の乳房は、大きく揉んでいた。

「あぁんっ!」

ヒロインは乳首を舌で刺激され、気持ち良くて声を上げる。
聡は、噛んだ乳首をまた含み、舌先で乳輪に押し付ける様に転がす。
そして、右の乳首は指先で押さえ、コロコロと転がす。

「あぁあん、あんっ!」

ヒロインは、腰を動かしてしまっていた。
それほど、乳首から伝わる愛撫が気持ち良い。

「ん…ヒロインのすっげえ硬くなってる…」

聡はそう言い、ちゅうっと乳首を吸う。

「はうんっ!そ、んな…すわ、ないで…っ」
「駄目…美味いから我慢できねえ…」

聡は、ちゅうちゅうと左の乳首を吸い、右の乳房を包み込み様にして揉む。

「あんあんっ、はぁ…」

揉んでいる右の乳首は、ピシッとそそり立っている。
それを指で摘み、くいくいっと捻るとヒロインの腰が跳ねた。

「ああん!やんっ」

びくびくっとなるヒロイン。
聡の強く激しい愛撫に、とろけそうになる。

「ヒロイン悪りぃ…やっぱ起きてくれるか?…その方が、ヒロインのおっぱいもっと大きく見えるから…」
「う、ん…」

ヒロインはベッドから起き上がり壁にもたれると、聡がまた直ぐに乳首に吸い付いてきた。
今度は右の乳首を口に含むと、舌を尖らせツツツと、突いた。

「ああっ…」

そして、左の乳房は大きく一揉みすると、唾液で濡れて光る乳首を掌に押さえ、ゆっくりとこねるように乳首だけを回した。

「あぁあん!ああんっ、聡…っ」

ヒロインは仰け反って喘ぐ。
その反動で突き出た乳首を、舌でゆっくりと転がし、ちゅっと音を立てて吸う。

「はぁあん、あんっ」

気持ち良すぎるヒロイン、足を自然にすり寄せてモジモジとしていた。
その行為に直ぐに気づいた聡は、お尻に触れていた左手を太ももへと移動し、さわさわと撫でる。
ビクッとなるヒロインだが、足を閉じようとはしなかった。
その左手が、足の間へと入っていく。
下着のそこを指でなぞると、もうそこはぐっしょりと濡れていた。

「すげえ濡れてる…」

聡はそう囁き、下着をサッと下げてしまい、そこを露わにさせた。

「やあん、聡…っ」

潤んだ瞳で見つめるヒロイン。

「…その顔、反則だぜヒロイン…」

聡は乳首から唇を離すと、おへその辺りへ移動させながら、直にそこを指で上下になぞり始める。
くちゅっという水音が上がった。

「あぁん、聡…やぁん」

1番敏感な突起が聡の指を捉え、それを擦られると身体がビリビリッと電流を走らせる。

「あぁあん!」
「ヒロイン…イきそ?」

聡が囁く。

「あんあんっ、気持ち良すぎて…っ」

その通りだった。
クリを弄られただけで、ヒロインはもう限界に達していた。

「…じゃあ、イカせてやるよ…」

聡はニヤリと笑うと、顔を足の間に埋めていた。

「ひゃああん!」

ヒロインの声がより一層大きくなった。
聡は、クリに舌を這わせペロペロと舐めていた。

「ん…は…ヒロイン…」

ペチャリという音を立て、溢れ出る蜜と、クリを舐めとる聡。
左手で足を掴み、右手はヒロインの左の乳房を包み込み、ぐいぐいと揉む。
ちゅっとクリを吸い上げると、ヒロインが大きく震えた。

「ああぁん!」
「は…っ、逃げんなヒロイン…」

聡は、乳房を揉むのをやめて両手で彼女の足を開き固定する。
そして、舌先を丸めクリをツツツと擦る様に刺激した。

「あぁあんだめぇ!イっちゃう!あぁあん!」

ヒロインは、後ろへ大きく仰け反って全身を震わせた。
乳首はコチコチに硬く尖り、太ももがガクガクと震えていた。

「あぁ…っ、はあ、はあっ…」

ヒロインは、呼吸を整えながら姿勢を直す。

「はあ…っ、今日は…凄く、良かったよ…。聡が上手だから…」
「………」

ヒロインの言葉に、聡は何も言わない。

「聡?聡どうしたの?」

目を瞑る聡を揺すってみる。

「むにゃ…ヒロイン…好きだ…むにゃむにゃ」
「え…」

聡は寝言を言っている、つまり寝ているのだ。

「うそ、寝てる?何で…聡起きて!」

いくら揺すっても、聡は全く起きない。

「ヒロイン〜むにゃむにゃ…」
「…ありえないよ。聡が私の中に挿れないで寝るなんて…」

ヒロインはふと、自分の身体を見回してみる。

「…そういえば、気のせいか力がみなぎってる気が…あの天使様が言った通りだわ…」

ヒロインは、仕方なく自分で身支度を整えた。
何時もなら、聡が丁寧に着させてくれるのだが、仕方ない。

「…聡は寝てるだけだし…先に帰ろ」

ヒロインは聡に布団を掛けると、そっとその場を後にしたー。


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