おい土方のあんちきしょーめ。
なーにが、土曜空けとけだよ、格好つけちゃって。


「早く来てよ、土方先生…」


少し遅れる、悪いな。と、簡素なメールを眺めて携帯を閉じる。もうこんなこと何回したんだろうか。
こっちとら有名なわんこの前で何時間待ってると思ってんのよ…


「仕事あるなら別にデートなんて良いのに…」

「毎回毎回、休み時間に雑誌の年上彼氏とのデート大特集!なんて見てるやつがよく言うな」

「そりゃ、私だって健気な彼女だもん。彼氏に気に入られたいに決ま…遅い!」


気づいたら隣には土方先生。
悪かった。なんて素直に頭下げられたら何にも言えないじゃん。
しかも雑誌のことまでバレてるし。
きっと千鶴が部活の時にでもチクったんだ、違いない。


「俺に合わせるなんて、しなくて良いんだよ」


俺はお前に惚れてんだ、俺がお前に染まっていきたい。
ですってよ。どーする?





とりあえず飛び込んでみよう


私もあなたに惚れてんだから!




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