「でね、リーマスったら、…」




「シリウスとか、ジェームズまで議題にあがっちゃって…」





「もうやんなっちゃ「ならもう会議なんか行かなきゃ良いじゃないですか」

「えっ?」

「生徒が責められるのが嫌いなんでしょう?なら、会議なんて行かなければ良いし、教師も辞めてしまえば良い。簡単なことですよ」



僕の発言に目をぱちくりさせているこの教師はスリザリンの寮監補佐であり、飛行術の助教授。

(付き合ってるから当然ですが)毎晩毎晩、見回りと称して僕のところに来るところまでは許せます。
でもなんですか、これは。彼女は僕を仕事の同僚かなんかと勘違いしてませんか?
彼女とは昼間は授業以外会えないのに、夜のこの密会は最近彼女の愚痴吐き会になっている気がする。



「レギュラス?」

「…なんですか」

「ぎゅってして」



………何故こうなった?とりあえずがばっと手を広げている彼女のその腕ごと抱き締める。すると、僕の胸に猫のように頬を擦り寄せてきた。



「ごめんね、私がここで愚痴ったらレギュラスは会議中の私と同じよね」

「…急に何かと思えば、そんなことですか。別に僕は気にしてないです」

「私が気付いちゃったからもうやなの!!」



自己中心的、なんて毒吐いてみたけど、悪い気はしない。



「まぁ、お好きなように」










僕だって、
あなたの力になりたいけどまだ子供すぎて

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