「折紙くんは私が嫌いなんだろうか…」
「ハア?何で」
「彼と目が合ったことがないんだ…対面して話しているときも俯き気味で」
「…いやあ、そんなことはないんじゃないかなあ(後ろに居るし)(遠いけど)」
「やあね、あの子が口下手でシャイなのは今に始まったことじゃあないでしょ?」
「しかし…」
「んなしょげんなって。俺、折紙がスカイハイの載った雑誌買ってんの見たことあるぜ?」
「あっボクもー!大事そうに抱えてたよ」
「先輩がKOHである貴方に憧れているのは揺るぎなき事実ですからね」
「憧れすぎて正面切って話せねえってことか」
「しょうがないわね折紙も」
「折紙ーちょっとこっちこい」
「はっはい!…何でしょうか?」
「(うわっスカイハイを視界に入れないようにしてる)」
「(相当だわ)」
「今だスカイハイ」ガシッ
「え?え?虎徹さ…」
「折紙くん!」
「はい!…っヒィィイ?!」
「(うわあ)」
「(すごい悲鳴)」
「私は君とも仲良くしたい!そしてしたいとても!」両手ガシッ
「ややややめてくだはなしはな放してくださいいいい」
「(カミカミだな)」
「不満があるならば言ってくれ!私の目を見て!さあ!」
「スカイハイ話聞いてた?不満があるなんてどっから出てきたのよ」
「ぼっ僕はスカイハイさんを半径三メートル内で生で見ると死んでしまう病なんですだからムリでござるうううう」
「折紙って意外とボキャブラリーあるんだな」
「あれきっと素ですよ先輩は」
「なっ…折紙くんはそんな病に冒されて…!」
「スカイハイ信じるなそんな話!」
20130823