モブ部員いるよ!





バスの中…


「オイ陸ー、着いたぞ!」


ゆっさゆっさ


「ったく、もう起きろよー」


「…ん、どしたの君達」


「あ、キッド先輩!…見ての通り陸が起きなくて」


「また寝不足だったみたいっス」


「あーらら…陸は起こしてもなかなか起きないもんねえ」


「「(何でそんなこと知ってんだろこの人…)」」


「…じゃあまあ、俺にちょっと任せといて…君達先にバスから出てな」


「「ハイっ」」


ガタン…


「………なんかさ…あの怪しい二人だけをバスに残すのって…」


「…残念ながら俺も思った」


「「(絶対なんかある…!)」」


『うっわ?!』


「…今の…陸の悲鳴?」


ガタガタっ


「なな何…っしてくれてんですかあんたは?!普通に起こして下さいよ!」


「いや、ねえ…普通に起こしてダメだったから奥の手を使ったまでだよ」


「もう、二、度、と!あんな起こし方しないで下さい!」


「普通に起こしてちゃんと起きたらね」
「(…何か陸、顔赤いぞ…)」


「(何が起こったかあんまし想像したくねえなー…)」


「(いやあ、今日も平和だ)」





西部高校に潜入したい(切実)

20130404

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