『spoil a child』



「最近、利央のヤツがなんっかおかしいンすよ」

和己が監督に呼ばれている為、珍しく準太と柔軟を組んだら思い出したように相談(というより雑談の延長だ)された。

「はあ?」

ネットの向こうで迅と組んでいる筈のヤツを見ると、物凄い剣幕で此方を睨んでいた。

目が合うと慌てて逸らされる。

ははぁ、ナルホドねェ。

「子供ってさぁ」

「ハイ?」

繋がりのあるのだかないのだか分かりかねる唐突な単語だった所為だろう、準太が眉を顰めた。

「あー…、親の浮気とかにスゲー敏感じゃん?」

「ハァ…………は?」

やっぱりまだ理解できない風に首を傾げた。

「え、それどーゆー意味っスか?」

「さて、どーゆー意味でしょうねェ?」

ニヤリ、と唇の端を上げる。

「え、は?慎吾さ……ンあっ…!」

少し強めに背中を押すと、視界の隅でふわふわした金髪がビクリと揺れた。





利央は和サンならいいけど慎吾さんはイヤだと思ってます。(準サンの相手がね)
慎吾さんはメオトと息子で遊ぶのが大好きです。

2005/04/14/フジイ。


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