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糧
ゴールから、いつも見ている背中。
みんなの背中ばかりを見るこのポジションで、どうしても目を惹かれる人が居る。
それは、俺達の中の誰より年上で、それでいて、年上なのかちょっと心配になるところもあるけど、でもやっぱり、いざという時には頼れる兄貴分で。
強大な宇宙人相手に雷門のゴールを任されて、嬉しさ半分不安半分。
不安に押し潰されそうになったら、顔を上げて、前を見る。
点を取りに行く仲間が居る。
間を繋ぐ仲間が居る。
共にゴールを守ってくれる、仲間が居る。
頼れるあの人が、そこに居る。
カッコ悪いとこなんか見せられない、って思うから、更に、俺は奮い立つ。
ゴールを守る、糧になる。
了
長らく拍手御礼にしていたやつ。