双葉様レン裏夢
仕事が早く終わって急いでハニーに会いたくて帰ってみれば、目が悪くなるんじゃないかという勢いでテレビに食い入っている名前の姿が目に入った。「ただいま、ハニー」と言うとこちらを見てニコリと笑いながら「お帰りなさい、お疲れ様!」と迎えてくれるのはとても嬉しかったが、テレビの前から離れる気配はない。


「QUARTET★NIGHTの新曲すっごく素敵!!皆カッコイイ〜〜〜!きゃーーー!うわぁ!生で聞きたい!一緒のスタジオあったかなぁ…」

「…さっきから楽しそうだね、ハニー。」

「うん!…あ!カミュ先輩流し目!!眩しい!!!」


後ろから声をかけるが此方を向くことはない。あろうことか彼氏の自分よりも事務所の先輩にその瞳を奪われていた。我ながらこんなことで嫉妬をするなんて子供っぽいとはわかっていたが、名前との時間を過ごしたい気持ちの方が勝っていた。Yシャツのネクタイを解くと、名前の光を奪うように、ネクタイで目元を覆った。


「ハニーは俺よりバロンがいいのかい?」

「きゃ!…え、なに?レン?」

「そりゃあ先輩達もやるなとは思うけどね…そこまで名前を夢中にさせるなんて、ちょっと妬けるな。」

「ちょっと、レン?なぁに怒ってるの?」

「怒ってないよ、でも、ちょっとお仕置きが必要…かな。」


********


目隠ししたまま名前を抱き上げてベッドルームへ行くと、そのままベッドへ彼女を優しく押し倒す。戸惑ったままの名前をよそに、近くにあったタオルで手首を足元のふくらはぎ辺りで一緒にくくった。手も動かせず、その白くて綺麗な足ははしたなく開いたまま閉じることができない状態でベッドに仰向けになっている。視界は遮断しているものの、羞恥心を煽る様な体位に頬を赤らめて震える名前は至極愛らしく、もっと辱めたいという気持ちで高揚する。


「名前…いやらしいね。ほら、もう濡れちゃってる…」


下着の上からすじをなぞるとすでにそこは湿り気を帯びて下着を汚していた。
ピクリと敏感に反応する名前をもっと見たくてブラジャーをずらして突起を吸い上げた。可愛らしい声が吐息混じりに漏れて、余計に理性を崩壊させていった。
硬くなった突起を舌でコロコロと転がしながら吸い上げると更に大きく身体を震わせ甘い声をだす名前。しばらく堪能したあと、拘束されるのを予測でもしていたのかと思う程脱がせるのには丁度いいサイドがリボンで解けるタイプのショーツを脱がす。
蜜壺に顔を近づけて長い舌を尖らせて出し入れしながら周囲を吸い上げる。視界を奪われた名前は余計に感じているのかジュプジュプと厭らしい音が名前の耳をも犯すと恥ずかしげもなく腰を自ら動かしていた。
手足を拘束されて開いたままの名前の足元へ割って入るとすでに昂ぶっている自らのものを蜜壺へこすり付け、一気に最奥へ打ち付けた。


「ひぁっ…れ…ん、だめぇ…」

「おや、刺激…強すぎた?でも、これくらいしないとお仕置きにならないだろ?」


名前のいい所を刺激しながら、そう言えば…と、イッキにもらったアレがあったな…と床頭台を漁る。弱まった刺激に名前が「何?レン?」と不安そうに声を出している。プラスチックのケースから出したピンク色の親指大ローターのスイッチを入れるとブルブルと震えだし機械音がベッドルームに響いた。名前の耳に薄くあてがうと、ビクリと反応して入れたままの状態で子宮を締め付ける。ローターを耳元から徐々に首筋、胸、お腹と下げ進め秘豆にあてがい、また自身を名前へ打ち付けた。
中でイってしまったのか、ローターを当てたからのか、何回かビクビクと全身で感じる名前を見つめる。


「ひゃぁあ、んふ…レンっ…もぉやぁ…あ、」

「こういう嗜好もたまにはいいだろ?」

「や、レン…ギュッてしたい…ひぁあ…」


自分の愛したお姫様にこんなに可愛らしいことを言われた男がキュンとしない訳がないだろうとレンは思った。目隠しを外すと少し眩しそうに眼を細める名前の瞼にチュッとキスを落とすと、今度は柔らかな唇に深く口付けしながら手足の拘束を解いて彼女を抱きしめた。名前もそれに応える様に腕を絡めて抱き合った。


「っ…レン、そこ見えちゃう。」

「見える様につけてるんだよ。俺の大事なハニーだって印だよ。」


唇を離すと、今度は首筋に唇を這わせて吸い付いた。首から方にかけての白くて綺麗なデコルテに薄赤紫色の痕を残す。満足気にそれを見ていたら「レンのエッチ。」と名前が恥ずかしそうにしているのを見て、また愛らしくなって抱きしめた。



********

2日後…


「カミュ先輩、今日はよろしくお願いします。」


ソングステーションの収録のため、アイドルモードでバッチリメイクをして衣装を着て先輩に挨拶する。するとカミュがいつもの様に返事をしてくれようとしていたのだが、途中からギョッとして表情が歪む。


「あぁ貴様か。うむ、よろしk…っておい!!!!!」

「へ?」

「貴様その首筋の痕はなんなのだ!!!」

「あ、やだ…髪の毛で隠れたかなって思ったんですけど…」


あっけらかんと物言う後輩にカミュの整った眉の間には皺がより、怒りと呆れが混ざって複雑そうな顔をしている。


「やぁ、バロン。今日はよろしくね。」

「神宮寺!!貴様の仕業だろう!!」


名前を指さして怒鳴りつけるカミュ。そんなカミュに追い打ちをかけるかのように「え?あぁ、うん。可愛いハニーに変な虫がつかない様にね。」とサラリと返したうえに名前の頬にチュッとキスをした。



「!!!神宮寺ぃぃぃ!!!ここは神聖なスタジオだぞ!!!」

「カミュ先輩、お、落ち着いて…」

「落ち着けるか馬鹿者共がぁぁぁあああ!!!」



Fin
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