暖かい春の陽射し
鈴蘭の優しい香りが鼻を擽り
爽やかな風が吹き抜ける


目を閉じれば
衣とも容易く夢の世界へ行けるだろう
証拠に君は僕の隣で
先程からうつらうつらと微睡んでいる


そんな君が可愛くて
でも、きっと君のことだから
見つめたら恥ずかしがって顔を隠してしまうだろう
だから横目に楽しむだけ


そのうち肩に感じる小さな重みと小さな寝息
そんな君に自然と溢れる笑み

それじゃあ僕もそろそろ同じ世界に行こうかな


本当は君に
いろんな物をあげたり
美味しい物を食べさせたりしたかったけど

こんなのも有りだと思う?

君へのプレゼントは








君と僕とで過ごす一生の時間
(君の笑顔をこれからも)
(誕生日おめでとう、***)





*鈴蘭
 5月3日誕生花 清らかな愛




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