水辺に佇む一人の娘
その瞳には悲しみの色を宿し
そこに貴方を見る
只必死に
手を伸ばしてみるけれど
届くことなく風に溶けて消えていく
あぁ…
この世界は平和になりました
しかし
同時に平和が意味した別れ
貴方が存在しないこの世界
はたして私にとって平和と言えるのでしょうか…?
娘は過ごす
空虚なる時の中を
けれど
私は貴方の生き方を否定しない
不器用な
純粋な貴方
そんな貴方に恋をしたから
娘は思う
彼と過ごした幸せの日々
今私に出来ること
どうか…
今貴方が安らかなり眠りにつける事を
ただ祈り続ける
貴方に捧ぐ アングレカムの花束を
(歴史が貴方を忘れても)
(私は貴方を忘れない)
***
アングレカム
祈り、いつまでもあなたと一緒
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