夢想と召喚士のお話*DDFFの内容から少し弄ったお話でティーダ視点 *ネタバレとFF10の要素有り 「だから、俺はあんたのこと知らない!それよりそこをどけよ!じゃないとあんたも殺す!」 自分は彼女のことを知らない……いや、覚えていないだけかも知れないけれども彼女は"君は優しい人だからそんなことしない"と言ってくる。 知らない、俺は優しくなんかないと言うにも彼女は首を振って 「君は私に色々なことを教えてくれたんだよ、守ってくれて…誰よりも一緒にいてくれたんだよ」 彼女の言っていることがワケ分かんないし理解は出来ないけれども 確かに俺は微かな感覚が身体中に痺れみたいのが駆け巡る。 「ティーダ」 「……しらないっ!!」 知らない、知らない、そんなこと知らないっての!!!なんでそんな愛しそうに呼ぶんだよっ!! 俺はあんたにそんなことをした覚えがないし恋心にさせるようなことすらしたことないのに彼女にいざフラタニティを向けようとするがその手が震えて向けることを身体中が拒絶する。 頭の中がぐちゃぐちゃとする。俺はカオスに召喚されて間もないせいか分かんないけれど、覚えていることはまず自分の名前と存在と親父のことだけ。 いつか絶対、親父を殺してやる…なんて、狂気なことしか考えてなかった。 いや、それしか考えられなかったかも知れない。 ………それしか思い出せなかった。 あと、何であの子が指笛を知っていたのか……? まさか俺が教えたのか……? 「私があなたを守ってあげるから…一緒に行こう?」 「俺は……俺は、」 止めてくれ、俺自身がだんだん分かんなくなる… 俺は一体何者なのか……ユウナってやつとどんな関わりがあったのか知らないだけど身体中が震える。 嫌だ、傷つけなたくない……そんな感情が込み上げる。 俺はーーー一体どんな奴なんだよっ? ティーダ視点からやってみたが…………うん、難しいっ!でも楽しかったから後悔などないっ!← |