昼休み、

いつもの4人でお昼を食べてた時の事。



「天馬と名前って、似てるよね。」


「「へ?」」


葵がいきなり意味分からない事言うから、気の抜けた声が出てしまった。


ハモった!って笑う信助。



「俺と名前が似てる?どういうこと?」


購買で買ったコロネをもぐもぐと食べながら不思議そうに聞く天馬。…それ、共食いじゃないの?



「なーんか、二人ともマイペースだし。」

「あっ、それわかる!」



葵に信助が賛同してるけど、こっちは馬鹿にされているような気がしてならない。
それは天馬も同じみたいで、何だか複雑そうな顔をしていた。



あ、



「天馬、ほっぺにチョコ付いてるよ。」


「えっ?どこ!?」


「はい、取れたよ!」



指に付いたチョコを舐めると、程よく甘いチョコの味が口の中に広がった。



「ありがとう、名前!コロネって食べにくいんだよねー!」


「どういたしまして!これ、美味しいね。」











「…やっぱり、鈍い所も似てるかも。」

「あれでまだ付き合ってないのがすごいよね…。」



葵と信助が呆れた顔してるけど、なんでだろう?




天馬へのくすぐったい想いに気付くのは


もう少し、先の話。

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