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「まだ……っ、まだ足りないよお……っ」

「まだって、ちょ……うあ」


達したばかりの伊作のソレはまだ上向きだったけど、堅さを失おうとしているのがわかった。握って、無理矢理舌を這わせて吸い上げる。

まだ離れないで欲しい。またコレをあたしに突き立てて欲しくてたまらなかった。


尿道に残っていたのか、生臭い精液の味が口の中に流れ込んでくる。

やけ田楽豆腐のやけセックス。なんてタチの悪いあたしなんだろう。

おまけに伊作のタチ具合もなんか悪い。


「ちょっと、休ませて……!」


抵抗は口だけであたしを引き離そうとはしない。伊作はやっぱり優しくて、いい奴。
あたしの大好きな土井先生だって、優しい。……優しかった。

そう思うとあたし土井先生と似た伊作だから抱いて欲しかったのかな。

伊作が悪いんじゃない。伊作のせいじゃない。

全部あたしが土井先生を好きなせいだ。


「ごめんね……でもね、」


先生はきっとあたしの事、抱いてなんてくれないから……許して。


思いっきり伊作のを、喉に当たるくらいに咥えこんだ。込み上げてくる涙は悲しいからじゃないんだ。伊作のおちんちんで苦しいからなんだもん。


……って、

なんか、

思いっきり吸ったら

鼻に伊作の、毛が……あ、やば……



「……っつつくしゅ!!」

「いっ……●※△〒γ◎!!!!」

「ご、ごめん!!」


伊作の咥えたままクシャミしちゃった。慌てて離れたけど……あ、おちんちんから血が出てる。ひぃーーー!痛そう……

自分のせいなんだけど、思わず他人事みたいにそう言っておまたを押さえた。


「だ、大丈夫……?」

「不運は慣れてるから……はは……」


額から汗が出るほど痛がってるくせに無理に笑って、ほんとバカ。
もしかしたら、おちんちん噛まれたの初めてじゃないのかも。伊作だから。


「手当て、包帯あるよね?」

「自分でするってば」

「でも、あたしのせいだし。傷薬は、と」


伊作の部屋の薬箱を探ってみても何だかマニアックな薬しか入っていなかった。なんで普通のヤツがないのよ。

仕方ない。行きたくないけど、不運の巣窟の医務室へ。

だって、行くしかないじゃない。
雑に制服を着て、伊作の部屋を駈け出したのだった。








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