「また明日」とそう言って別れた君と二度と会う事はなかった


「また明日」とそう言って別れた君と二度と会う事はなかった

たとえば今此処で僕が死ねば、君は目覚めるのだろうか

引かれたルートの上を走るのはつまらないからひたすらに踏み外して

遠い昔、僕らはまだ幼い子供だった。純粋で無知な僕らは、いつか来る別れなど知らずにいた
(ずっと幼いままなら良かったのに)

雨上がりに見た空は泣きだしそうなくらい綺麗でした

僕が歩む物語は君が語る話のように輝いてはいないけど

とあえず今から死んでみようと思うんだけど、どう思う?

まわりがそう言うから僕はそうあることに決めたのです

ありふれた言葉で言い表せる愛なんて嫌だよ

多数決の結果、一対一でこの意見は却下されました






「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -