NECTER内には、不思議な自動販売機がある。
例えば『飲めば飲むほど辛くなる緑茶』や『期間限定!!魅惑のぶどう&めんつゆ味』
など普通なら売らないだろうと思われるものが売られている自販機だ。

「で、今日は何を賭けるんだよ」
「せっかちだね、アンタ。もう決まってるから」

その自販機の前に研究員にしては若い二人組がいた。
遺伝子学研究所に所属している尾崎松葉と神崎鷹廣だ。

珍しく鷹廣は顔にある布をとり、小銭どこいったかなーとポケットを探れば
松葉はこれだからおじいちゃんはとため息をつく。
キっと睨みつければごめんねおじいちゃん、とわざとらしくにっこりとした笑顔で
松葉は返事をした。

「今日は激甘☆生クリームとキムチ仕立てのココア」
「相変わらず意味がわからないものそろえてるね」

ようやく小銭を見つけ出し自販機から飲み物を頂戴する。
勿論本数は一本。

「でさ、今日は何?君を殺せばいいの?」
「はあ?アンタに僕を殺せるの?別に君が力尽きて終わると思うけどそれでもやるの?」

アァン?やんのかコラ?という雰囲気を出しながら鷹廣は
やれやれ、と言わんばかりに首を振ってポケットに入ったサイコロを取り出した。

「は?なにこれ」
「賽子。え?アンタもしかして賽子もわからなくなった?」
「おじいちゃん、大丈夫?僕が言ってるのはそういう意味じゃないんだけど」
「ハイハイ。ごめんねおじちゃん。僕説明不足だったヨー。はいこれで満足?」
「やっぱアンタ嫌いだ」
「そう?」

それで、なにをするんだよと松葉が苛立ちを込めた目線を送れば
鷹廣は心の中で若いっていいなーと絶対に表に出さない感想を述べつつ
出た目が多いほうが勝ちってことで、と簡単に説明すればなんだその程度か、と
少し残念そうにしつつ鷹廣の手の中にある激甘☆生クリームとキムチ仕立てのココアに目線を向けた。

ごくり、と一度つばを飲み込んだあと、賽子を手に取って一斉に二人は投げる。

「「あ」」」

二人の出た目は――――――――




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サイコロのツール使いました
鷹廣→1
松葉さん→4

お借りしました
宮原さん宅尾崎松葉さん
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