ちょっと地図をよむのも場所を覚えるのが苦手な兄と比べれば
洸は優秀だ。
だから地図通りの場所にいくのは簡単だった。
のだが、あと少しで目的地だ!という時に道を走っている砂渡早雲ともう一人を見つける。

「えー」

思わずでた声。
てっきり部屋の中で囚われのお姫様になっているかと思っていれば
外で交戦中と来た。
どうしようか、と洸は外で先ほどすれ違った二人のほうをバイクから降りて見る。
一応自分がのっているバイクは二人乗り可能だ。

(そういや早雲センパイを追っかけてる子特高じゃないよねー……
 朝倉センパイのお知り合い?うわー、傷つけたらめんどそ……どーしよ)

洸はその場をぐるぐるとまわって考える。
やっぱりバイクに乗っけていこうかと。だがどうやって拾うかなー、と
悩みそしてとりあえずもっかい走って少し先まで早雲に走ってもらおうと思いついた。

再びバイクに乗り、二人を追い越す。
ある程度顔がわかるだろう、というところでバイクを止めヘルメットをとる。

「早雲センパーイ、ここまで走ってくださーい」

手をぶんぶん振って名前を呼べば、早雲は洸がいるのに気づいたらしく、
後ろにいる少女から更に離れようとする。

「させねぇでごぜぇますよ!」

少女は銃を構えて早雲の足へと照準を向ける。
洸は相手が銃を持っているのに気づき、タイヤに穴開けられたら
たまったもんじゃない、とため息をついたあと再びヘルメットをかぶる。

そしていつも忍ばせている武器の一つ、ダガーを少女の足元まで思いっきり投げる。
少女はそれに気付き回避のために一歩一歩と後ろへと後退していく。

「助かったよ、洸ちゃん」
「お礼はアイスでいいッスよー、はいヘルメット」

洸のところについた早雲はおごりか、と苦笑しながらヘルメットを
着用し、先に乗る。洸はセンパイ運転よろしくーとヘラヘラと笑いながら
後ろへと乗った。

「逃がさねぇですよ!」

少女は再び銃を構えて走り出す。
小さい銃声とともにタイヤ近くの地面が抉られたとともにバイクは発進する。

(―――これからどこに向かうんスかねぇ)




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早雲さんに運転を任せて老倉さんから逃走しました。
都合が悪かったらパラレルでお願いします。



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