ファルケからの電話を切って神崎鷹廣は
すこし楽しそうにしながら白衣を脱ぎ外に出る準備をした。
流石に覆面で外に出れば目立つのでどうしようか、と考え
そういえば昔サングラス買っていたっけか、と思いサングラスを探す。
何故サングラスを探すのかと言えば一に目の色、二に明るいところに出ると
目に毒のようで良い視力も悪いものとなってしまうからだ。

(ファルケになんとなく場所は教えてもらったし、全速力で行けばすぐに追いつくな)

鷹廣はファルケのニヤニヤとした顔を思い出しイラっとしながらサングラスをかける。
サングラスがぶっ壊れたら困るな、と思いながら神崎鷹廣は
研究所から出て屈伸やら準備体操を軽くして全速力で駆けていった。




街に出れば人ごみであふれかえっている。
うっと人ごみが苦手な鷹廣はさっそく研究室に戻りたいと思ったが、
ここまで来たのだから少し手合せでもしておかねば損と自分に言い聞かせ探し始める。

実は鷹廣、稲宮の資料を軽く目を通したが『でかい』というのと『女』ということ、
それと『荒神日和の愛人』という情報しかしらないのである。
実際どれくらい手合せができるかなどわからず、勝手にできる相手と思っているのである。


(……見つけた)

身長が高い稲宮を見つけるのは思ったよりたやすかったようで
あっさり見つかるとそれはそれでアレって本物?と疑いたくなる気持ちもある。
だがそれも気にせず少し早歩きで稲宮に近づく。
そして久しぶりに体を動かせるからテンションが上がっているのだろう。
殺気がわかるように(勿論一般人には気づかれないようにだが)すれば稲宮は一度立ち止まってから
足早にどこかへ向かおうとする。

(うっわ、これファルケの言った通りドキ☆恐怖の鬼ごっこ大会の始まりじゃない?)

鷹廣はさらに歩く速度を速め、走り始める。
稲宮もそれに気付き走り始めた。

遠くでファルケが「ドキ☆恐怖の鬼ごっこ大会のはじまりやでー」と
むかつく口調で言っているのが聞こえた気がして
鷹廣は少し機嫌が悪くなった。


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稲宮さんを追いかけてます。
追いついたらようしゃなく戦闘しかけます。
懐中電話を持っているので誘導など指示をくれれば
それに応えます。


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