今日はなんだか忙しいように見えた。
いや、いつも暇というわけではないのだが。

例えば目の前にある書類。
いやいや、こんな書類俺やりたくないよ、という目線を浅葱に向ければ
俺もやりたくないという目線を向けられる。

だがしかし現実は無常也。
詠谷先輩がはやくやれと言わんばかりの目線を向けてくれば
俺はへーへーと言って書類整理というなの戦いへと身を投じた。

しばらくして詠谷先輩が事件だからと外出していったが、
どうやら偽造された通報らしく、なんと迷惑なとため息をつけば
また書類整理。


荒神総理拉致事件だがなんだか知らないけれど、迷惑なハナシだ。
折角今日は昼まで寝ようと思っていたのに朝電話は急いで来いとか言われて
出勤。

何かと思えば総理が浚われたーやら犯人は特高内にいるぞーと。
思わずまじかといったような気がしないでもない。

しかもいつからか稲宮がいなくなっておりどうやらこの事件に一枚噛んでるようで。

「卯吉ーどうするー、稲宮探すかー?」
「当たり前だろ!お前書類整理から逃れてーだろーが!」
「確かにな」

じゃあとりあえず武装でもしてっかなー、と頭を掻きながら
たまにつかう折り畳み式槍をバックの中へとつっこむ。

「ん?黎実武装してくのかよ」
「念のためだ念のため。お前も一応覚悟しとけ」
「おうよ」

じゃあいくか、と先ほど一課をあとにした詠谷先輩と蓮爾に続く。


街を適当にぶらつけばとりあえず稲宮に会えんじゃね?というすごく単純な考えの元
一課の浅葱卯吉と神澤黎実は稲宮苑芭捜索へと向かったのだ。


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神澤黎実は稲宮さんを探すそうです。

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