朝からバタバタとする署内をいつも通りスキップして通り過ぎ、
二課の部屋へと向かう。
鼻歌もしっかりと忘れずに根暗な自分とおさらばなのだ。

「はろーん、みなさーん」

挨拶してみればちらほらと返事してくれる人がいるが、
皆やはり忙しそうだ。

(……忙しそうだな)

はあ、とため息をついてイスに座る。。
つまらないなあと思えばふと目を外に向ければ三課の神澤洸が見える。
どうやらいつも通り仕事に向かおうとしているのだろうか。

(あぁ、そういえば総理が誘拐されてそれの疑惑が特高に来てるんだっけか)

どうでもいいけど、と布留は思ったあと、もしや、と再び思う。
神澤洸がこの件に関わっているのではないかと。

(特高が動きにくければ窃哉さんが動きやすいだろうけど、
 窃哉さんの弟と妹の働き口がなくなるのは困るなあ……)

もし洸がこの事件にかかわっており特高が総理誘拐を実際に行っているのならば。
そしてそれが公になれば……

(というか僕は洸チャンが関わっているかもっていう事実を隠蔽していけばいっかあ)
(―――幸い僕の能力下だから同じ課の朝倉先輩の能力は洸チャンには効かない。……多分)

そうとなれば、他の方面から隠蔽しなきゃね!と布留は心の底で思い、
ちょっと僕署内探検いってきまーす☆といって二課から離れる。

(僕久しぶりにがんばってるなー)

布留は頭を掻きながら再びスキップを始めた。



==================
一之瀬布留は今回の事件で
神澤洸が関わったという情報を片っ端から
消していく方針です。
それ以外は特になにもしません。
協力を求められれば協力をします。
あくまで神澤洸(と神澤黎実)の二人を
守る(?)ために動いています。

能力『隠蔽』は自分自身には効きません。


戻る


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -