『おいクソ女』
(黙れクソ神)

現在椿組本部なり。
いやそれは私たちにとっては問題はなかったのだが。

『地図は?』
(頭に入れるの忘れてた)
「アホだろう!!!」

思わず出た声。あぁまずいと動かせたら頭に手をあてるだろうなと思えば
やっちまったとロキは頭を抱えた。お前に危機感なんぞあったのか

「いたぞ!」
「黙れ」

そこに現れた運悪い椿組の人間。
一発腹に入れればうじゃうじゃと他の人間どもが出てくる。
呪いさえなければ屋敷ごと燃やすのに、という声が聞こえてくるが無視だ。

(一応胸ポケットに昔トメニアの武器商人にもらったナイフが入ってるけど?)
『はやく言え!』

クソ女が、と言いながら胸ポケットを漁ればサバイバルナイフが三本。
なんでこんなところに入れておいたと言えば非常用だ。
それ以外にもロキは腰に何本かつけているのだが。それを忘れているのだろうか。

(腰のは?)
『……忘れていた』

ため息。やはりコイツは馬鹿だ。
本国に戻ればそこまででもないらしいのだが。

(死者は出さないようにね、血まみれで帰るのは私が嫌だ)
『こんな人間共の血で汚れるのは俺様もゴメン』

脳内会話を終わらせれば人間どもはロキを取り囲んだようで。

「愉快愉快」

そう嗤えば戦闘ははじまった。




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