(とりあえず、松田探しと椿組で情報収集)
『特高は』
(馬鹿なのクソ神。あそこには大した情報はない。あるのは椿組)
『へえ、根拠は』

相変わらずクソ神はうるさい。
私が動いているわけではなく、彼が家から家へと飛び移っている。
向かうは椿組。情報収集である。

(根拠は、そうね、特別高等警察にもいるのよ、関係者)
『ありがちなパターンってやつか』

仮面がずれて、また戻す。
このひょっとこ仮面はさっき、近くにあった店からパチってきたものだ。
クソ神曰く気に入ったコレ俺様の物ねと言っていた。

『とりあえず椿組に向かうぞ』
(向かってる、でしょクソ神)
『黙れクソ女』
(呪われたカミサマ)
『呪い本体が』
(ニート)

沈黙。
どうやら彼が気にしているのことにぐっさりときたようで。
こういう時って確か。

(ねえねえ、今どんな気持ち?ねえねえ?)
『黙れクソ女滅するぞ』
(できるのもなら)

チッと舌打ち。
どうやら彼の機嫌を損ねてしまったようで以降の会話は椿組につくまでなにもなかった。






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松田永江さん(柴一子さん宅)

お借りしました。

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