無神論者は臆病者

信じるものは掬われる!

氷帝一部女体ラブコメシリアス(どっちやねん)
※NL、GLあり。
時系列バラバラ。
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▽鳳→宍→日

あなたが誰を見ていたかなんて、本当はずっと前から知ってた。

多分、あなたよりもはやく。

「宍戸さん、」

でも、あなたに気づかせないように必死に意地悪をしていました。

それなのに、

「ごめんな。」

お願い、そんな風に笑わないで。

(日吉はきっとあの人をみない。)

それだけが救いだなんて、なんて浅ましいんだろう。

(この愚かな希望は、捨てられない思いは、私への罰。)

涙がまたひとつこぼれた。


2011/11/22 12:11


▽向→忍→日


「本当、鬱陶しい。」

「そういうなや、跡部だって一応好意でやってんねんで?」

「別に、俺はあのひとに望むものなんかひとつもない。あのひとの気持ちなんて、別に欲しくない。」

「そ、か…」


ねえ、そうやって君は何度傷ついたの?

愛してもらえないとしってなお、近づいて笑って、


「っ、ゆーこ!担任よんでたぞ!」

「あ、…うん、日吉ごめんな。」

また、傷ついて。


「がっくん、先生うちのことなんてよんでないって。」

「あっれー、ワリィ!まちがえた。」

「あほ!」


神様、どうか、どうか、


彼女がこれ以上傷つきませんように。

(無理な願い、なんて今さらだ。)


2011/10/14 15:48


▽跡→日


「なあ頼むから…、」

一度でいいんだ、俺をみて。


2011/10/14 15:36


▽宍→日

「りょうちゃん。」

いつだって、駆けてきてくれた足音。


「あ、おはようございます。


宍戸さん。」


いつから、あの足音は遠く響きはじめたのか。


(誰よりも近くにいたはずなのに。)


2011/10/14 15:35


▽鳳→宍

にか、て歯をみせて笑う顔が好き。

くしゃくしゃ、て撫でてくれるゴツゴツした手も。

練習で傷だらけになった姿も。

好き。

全部好き。


(宍戸さん!お弁当つくってきたんです、・・・食べて、もらえますか?)


2011/10/14 15:31


▽忍→日

「好き、なんですって俺のこと。」

「跡部が言ったん?」

「はい、でも・・・俺は何も言えなかった。」

「なんで?」

「わからないから。・・・好きか嫌いか、世界はそれだけで構成されてるわけじゃない。」

「せやなぁ。」

「でも、俺にはわからない。」




「忍足さんには、わかりますか。」



「・・・さぁ、どうやろな。」

(知っていますよ、狂おしいほどに。)


2011/10/13 09:12


▽芥→榊

「かんとくはさぁ〜」

「どうした芥川、今日は寝ないのか?」

「監督がいるのに寝るわけないC〜」

「・・・そうか。」

からかわれてるのか本気なのか、内心どきどきな榊太郎(43)


2011/10/12 18:30


▽跡→日

「そのブルマ、言い値で買い取ろうじゃねぇのアーン?」

「死んでください。」

体育の後。


2011/10/12 12:53


▽向→忍→日


「え、なに?きこえんかったわ。」


一世一代の告白。

恋したひとは艶やかで、棘のない美しい華だったけれど、決して咲いてはくれなかった。


「いや、なんでもねぇ…」

「はは、どないしたん岳人。へんなのぉ。」

語るなと、告げる瞳は冷たく凍てついたままだった。

初恋は叶わない。

それだけならよかった。

なのに、

あの瞳はなんだ?


誰に向けるものとも違う、熱く狂おしい程の恋情が秘められた瞳のその先にいたのは、


「日吉、?」


ああ、

どうして気づいてしまったのだろう。


「あきらめ、きれねぇだろ、が…」


初恋は叶わない。

でもほらまた、



君に二度目の恋に堕ちる。


2011/10/10 13:44


▽跡→日

産まれた瞬間から設計されたモノクロの中で、確かに色づいて見える存在。

「よう、日吉偶然だな。教室まで送ろう。」

「結構です触らないでください今すぐ消えてくださいお願いします。」

「一息で言うなよ…仕方ない、じゃあまた昼休みにな。」

「昼休みも来なくて結構です。・・・あ、跡部さん。」

「あ?なんだ、やっぱり送って欲しいのか?」

「ちがいます…あの、


おはよございます。」


「・・・ああ、おはよう。」

(今昼だけどな。)


2011/10/10 07:50


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