main > 遠野妖物語
三
断ち切られた妻の黒糸を 清冽な流れに晒し 我が魂を削って 繋げてみれど 息を吹き返した妻は ただ狂ったように 山を駆け周り 断末魔にのたうち 朽ち果てた 見るがいい 醜悪にまみれたヒトの 百年先に遺すは ただ死に絶えた山ばかりなのだ
原文は青空文庫
『遠野物語』柳田国男
を参照しました。
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