乙葉家の日常001「旭の術」

「いつまでそばにいられるかな」
 人とあやかしの時間は足早にずれて、僕だけが駆け足で焔を追い越してしまう。覚悟なんてないから。眠れる白狐の光を弾いて輝く毛を編む。僕を此処に繋ぎ留めるささやかな術だ。
「あ!オマエまた編みやがったな!」
 その怒鳴り声さえも愛おしいのだ。

やなは、文中に『そばに』を入れて【決意】をイメージした140文字作文を書いて下さい。 #140SS http://shindanmaker.com/210384
( 2014.01.08 #140SS)
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