筆業師の日常003

 幼い頃から何かあれば逃げ込む場所は店だった。
 一人になりたい、でも本当は誰かそばにいて欲しい。
 千年堂はそんな時にぴったりだ。
『誰かを傷つけたら、自分も同じだけ痛いんやで』
『謝れ』
『バーカ』
『あほやなあ見習いくんは』
 膝を抱える僕に彼らは囁く。
 今日も店は一部を除き、優しい声に満ちている。

そらは、文中に『傷つけ』を入れて【後悔】をイメージした140文字作文を書いて下さい。 #140SS http://shindanmaker.com/210384
( 2013.11.13 #140SS)
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