SORANE NIGHT
薄い暗がりに 一人黒髪の少女
まとう街灯
ネオンサインも
小さく夜風に揺れた
深い星空に まつげ陰る黒猫
回るカラフル観覧車も
私のためにあるの
それは透き通るガラス玉みたい
私の心を映し出した
それはカラカラ音をたてて落ちてゆく
追い掛けて追い掛けて
もっと奥へと
溶ける溶ける心地よい闇に捕らわれて
なんだってできるわ
魔法のようね
このままじゃいけないって分かっているけれど
永遠を信じて
それは透き通るガラス玉みたい
私の心を映し出した
それはカラカラ音をたてて落ちてゆく
追い掛けて追い掛けて
もっと奥へと
消える消える神聖な闇に捕らわれて
なんにも見えない それって
幸福?
矛盾したわたしを守ってください
飲み込まれる前に
さんざん歩いた後は
夢のような時間さよならを
途切れた線路を紡いで
駆ける
響く響く真っ暗な闇の奥深く
終焉の音は
夜を剥がした
失った世界を探しに行こうか
君の手を頼りに