傷口だけが僕らを繋ぐ
二つが一つになるとしたら
偽物の鈍感
彼岸花の根元には
蒸し暑さが助長する大人の匂い
歌うように踊るように死にたい
神様のレプリカ
今からここは僕の領域です
たった二文字が言えない
吸い込んだ空気が肺を焼いて痛いの
秘密は風が隠してくれた
ヒイラギの愛した子
いつか未来の世界線
からころ宝石飲み込んだ
君の指先に落とした魔法
僕らの愛は二等分だ
微炭酸は恋に似ている
食い違う五文字
神様の頭角
蝉と蜻蛉
どうしたって愛せない
怪我した中指
閉じた口に言葉は消えた
最期の一つになりたい
最終選考エンコード
何てことない口約束
吐きそうなぐらいに甘ったるい
犯人は紫色
取り零したのは、はてさて
正しい生命の終わらせ方
愛を吐く練習をしよう
生温い風と焦れた指先
募った想いを花束に変えて
星の欠片を口に含んだ
四の五の次に続く言葉は
滴る血液のみが真実
たった一人の征服者
真夜中の居場所
胃袋に隠した鍵
飲み干した真実
愛おしい黒点
嘘つきの幸せ
人間の化け物
愛しているよリトルレディ
君の後ろ姿にタイトルを付けよう