2019.03.14
▼拍手ログ
「アンタの旦那すごいよ」
『…アンタってわたし?』
「当たり前でしょ」
『わたしいつから旦那いたっけ?』
「いるじゃん、ホラ」
今は体育。男女別で体育館を2つに分けてそれぞれバスケをしている。
『…どれ?』
「ホラあの変な笑い方してるヤツ」
『倉持?』
男子の方を見たら、バスケ部並みに動いてシュートを決めている倉持がいた。
さすが足も速いからドリブルも速い。
「?旦那でしょ?」
『えええ…なんでそうなる』
そうしている間に試合が終わり、こちらの視線に気づいたのか倉持が振り向いた。
「なんだよ」
『いや?』
「つかお前次じゃね?」
『わーほんとだ』
「いってこいよ」
わたしの頭をぐしゃっとして倉持は男子の方に戻っていった。
「…やっぱり旦那じゃん」
『…ちがうよ…』
今のはさすがに照れるんですが倉持さん。