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2019.02.13
『…さむい…死にそう…』

「ヒャハッ、お前何縮こまってんの?」
『倉持…寒すぎて死にそう…』

「はぁ?今年わりとあったけーじゃん」
『予想してたより普通に寒かった』
「バカだろ」

暖冬暖冬言っていたから、それなりにあったかい日が続くかと思えば、大雪の日もあれば今日みたいに最低気温が氷点下まで下がる日だって普通にあった。…期待はずれだよ!!!

そして今は部活中であり休憩中だ。
隅っこの方で震えていたわたしを見つけておもしろがって絡んできたのが千葉のヤンキーこと倉持だ。…いやごめん俊足ショートですすみません。だからそんな睨まないで。

「そんなにさみいの?」
『寒いからこうして縮こまってんじゃん』
「お前も練習すれば??」
『わたしに別の意味で死ねって言ってんの?』
「ヒャハッ、お前にそんな体力ねぇか!」

『…てか倉持よくそんな薄着でいられるね」』

よくよく見たら倉持は薄手のロンティー1枚。絶対さむい。てかそれはいくらなんでも風邪ひく。

『汗かいてんだからちゃんと服着なよ』
「すぐ練習すっからいいんだよ。…つーかお前いまここ動くなよ?」
『は?』
「すぐ戻ってくる」

と言って駆け出した倉持。え、なんか放置されてるわたし。とりあえず寒いし、黙って待ってよう。

『…わっ!?!?』

いきなりほっぺにあったかい感覚が。…つかあつ!!!

『あっつ!!!』
「ヒャハハハッ!!!」

「ほらよ」

と言って手渡されたのは缶のホットココア。

『え?くれるの?』
「だってさみいんだろ?」
『…めずらしい』
「テメェあげねーぞ」
『うそえそ!!ありがとう!!!これで生き返った!!!』
「ヒャハッ、単純なやつ」

「あれ?なんかおいしそうなの飲んでるね〜」
『倉持からもらった』
「…愛されてるね〜」
「え?」

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