カズと双子とついでにあいら




3/4
(ユキアがユウマ、あいら、カズを招待しました)


ユキア
「なにあれ」

カズ
「なにが?」


ユキア
「朝送ってきたじゃん」
「写真」

カズ
「雛祭りの?」
「真中の家で撮ったんだよ」
「みんなで飾ったんだけど、すごいでしょ?」


ユキア
「すごいけど」

ユウマ
「ねー。なんでひなにんぎょう飾ってんの?」
「写メ、男ばっかじゃん」

カズ
「真中んちの習字教室に飾ったんだよ」
「珍しいから皆でやろうってなってさ」


ユウマ
「カズ君そんなん出来るの?」
「そこまで器用じゃないよね」

カズ
「兄弟だからってそういうとこまであいらに似なくて良いんだよ?」


ユキア
「それよりお兄ちゃんの笑顔の方が」
「すごい」
「やばい」

ユウマ
「やばい」

カズ
「ゆうままで?(笑)」


ユウマ
「あんな笑顔みたことない」

カズ
「お兄ちゃんは恋を知ってしまったからね」
「大人になったんだよ…」


ユキア
「やだ!」

あいら
「お前ら」
「今何時だと思ってんの」

ユキア
「16時」

カズ
「1時だね。夜の」


あいら
「寝かせろ」
「せめてお前らだけでやってくれない」
「俺は眠い」

カズ
「なればいいじゃん(笑)」
「寝れ」
「間違えた」


ユウマ
「てか、お兄ちゃんに彼女って(笑)」

カズ
「いや、片思い(笑)」


ユウマ
「片想い(笑)」

ユキア
「ちょっと」
「それってニューイヤーも一緒だった人だよね?!
私たちといてくれなかったのもその人のせいなんでしょ?」
「どーいう人?」
「カズくん知ってるんでしょ」

カズ
「今日も一緒にいたけどね」


ユキア
「なんで一緒に撮らなかったのよ!」
「ブス? 美人?」
「名前は?」

カズ
「ブスではないよ」
「かわいい系?」
「ユキアとはまた別系統だから安心して」


ユウマ
「マナカっていう人?」
「兄ちゃんがたまーに言ってる」

カズ
「言ってんだ(笑)」


あいら
「カズ。余計なこと言ったら言う」

カズ
「ごめん」
「自分の命が一番大事だよね」


ユキア
「ちょっと、カズくん!」

ユウマ
「彼女を取ったな!?」

カズ
「あたりまえじゃん」
「ミノリちゃんとの平和は俺が守る!!!」


ユキア
「カズ君のカノジョとか別に良いから!」
「どうせ長続きしないもん」

カズ
「ひどい」


ユキア
「おにいちゃん!」
「邪魔しないで」
「おしえてよ」

あいら
「もうメールしない」

ユキア
「やだ!」

あいら
「電話もなしだ」

ユキア
「ごめんなさい」

ユウマ
「ごめんなさい」

あいら
「詮索しないこと」

ユキア
「はい」

ユウマ
「ごめんなさい」

あいら
「父さんと母さんにも言わないこと」
「ひなあられ送ったからあとで食べるように」

ユウマ
「ω・`)」

あいら
「わかった」
「五月にね」

ユウマ
「5日必着」

あいら
「わかった」

ユウマ
「おにいちゃん」
「好き」

ユキア
「大好き!!!!!!」

あいら
「はいはい」

カズ
「それを真中からも言ってもらえればいいのにね(笑)」


あいら
「ねろ!!!」

(あいらさんが退室しました)


カズ
「にげたな(笑)」
「それじゃ俺も寝るわ」


ユキア
「おやすみ」

ユウマ
「グンナイノ・x・)ノ」

カズ
「おやすみ」



 
good night!


PREV | TOP | NEXT


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -