無防備


ひかりのあるところではおよげたと、いまでもそうおもうかい
渡したかつたのはこんな感情ぢゃなかつたのにな。
君に間違っていると言ってあげられなかった
幸福を追い払うのか
無防備な信仰
さりながら
むきだしの矛盾
あほんだら、おおばかもの、わたしのひかり
裏切ってほしいと思っているのは僕だけでしょうか
笑ってください、泣いていいんです
明日には忘れてしまうひびを、わたしだけは覚えている
春の日の殺意
ぐちやぐちやぐちやぐ
ちぐはぐ

幸せなまま蓋を
どうせ殺すなら残さず食べてください
雪融けの夜底
人を愛さないために大人になる
いつかは知らねばならぬのです
背いた首をなでた
どうか気付かれませんように
暗い夜に咲いて朝には花弁を全て落としそして実もつけず
ごめんなさい早急に子宮に帰らせていただきます
それで二人の恋が生き延びるのなら、私は死んだっていいと思えた
辞書に載っている定型文で伝えることのできるありきたりな想いですが、
化け物になるまで笑っていよう
暗がりで嘔吐
本当のこと教えるから嫌いにならないで
正々堂々消えて見せます
その時のために泣きません




黒バスとかね。



10/12


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