Ognuno trasforma in Lei e me.


視点→志摩廉造

今日は寝坊して学校へ登校するときは一人やった。

せっかくえいりちゃんが誘ってくれたんに残念や・・・・

遅れるような時間でもなかったから歩いて登校。

ふと見た茂みにあいつがおった。

『緑蛇、あいつの様子は?』

[相変わらず・・・・と言ったところやなぁ。]

『そう。』

式神の緑蛇という奴と一緒におって、なにやら話している。

あいつの式神は何体かはしっている。

小さい時に召喚していたのを覚えている。

とくに緑蛇はよく召喚していた。

結空は、緑蛇で殺そうとしていたのもよう覚えとる。

えいりちゃんを殺そうとしていた時を忘れるわけ無い。


――――――――――――――――

「きゃぁぁああああああっ」

「えいりちゃん!?結空っ!??何やってるんや!!!」

『柔造っこいつは、悪魔やねんっ!やから・・・・』

[悪魔は殺さねばならん。]

『緑蛇っ!かみ殺s」バシッ

頬をたたく音。

[貴様、主になんてことをっ!!!っっ]

式紙を破り、緑蛇が消える。

「いじめにしては度が過ぎるで。結空。」

『ほ、ほんま・・・に、あく・まやねん・・・えいりは、』

バシッとまた痛々しい音がした。

「結空、もうやめや。」

「そや。えいりちゃんがかわいそうやろ。」

眼にいっぱいに涙を溜める結空。

わんわんと泣き、お父の胸で泣いているえいり。

これはどう見ても結空が悪いの雰囲気だ。


次の日。

結空はでていった。

行く宛てなど知る由も無かった。

でも、5歳の女の子が一人でどこかに行く所は少ないだろう。

でも、大人たち。

というよりも柔兄や金兄、坊は結空のことをいいとおもってないらしい。

まぁ、可愛がっているえいりちゃんを殺そうとしてたからなぁ。

許さないだろう。

僕も本気で嫌った。

最初はどうでもよかったことやったんやけどいつの間にか回りにのってえいりちゃんにしたうようになった。

タイプでもなんでもなかったけど皆かわいい言うし・・・


――――――――――――

あぁ、嫌なこと思い出したわ・・・

気づくともう教室の前。

なにやら教室が騒がしい。

開けてみると一人の机を囲んでなにやらいっている・・・?

「どないしたんですか?坊」

「どないしたもあらへん。えいりがまたやられたんや。」

「なんやて・・・」

「ひっく、昨日結空ちゃんがいきなり切りつけてきたのっ」

ジャージ姿で手など痣があり、ガーゼも顔にはってある。

「制服も切られちゃ、て・・・・」

あぁ、だからジャージ姿なのか。

がちゃ。

ドアが開くと同時にドアの近くに居た男子がいきなり入ってきた奴を取り押さえる。

みてみると結空やった。

何が起こっているのかわかってないらしく動揺しているのがわかる。

「謝れよ遠都」

誰だかも覚えていない男子生徒A。

『誰に謝れって言うのよ。』

「ふざけるな!!!」

だんっと音を立て突き飛ばされ机にあたる結空。

「えいりがお前に昨日やられた言うとんのや!!」

『そんなこと私は知らないわ。すぐに帰ったから。』

「嘘言うなや!!!昔からっ」

殴ろうと手を振りかざす坊。

「いいのっやめて!!!」

静止をかけたのは、えいり。

「もう、いいのっ仕方ないよ・・・私が悪いの。」

何が悪い。

みんながえいりを心配する。

悪いのはこいつなんだ。

そうだ。

みんなが結空をみる。

結空はまだ自分の状況がわからないのか唖然としたままである。

「あやまれよ。」

「あやまれ。」

謝れコール。

クラス全員が結空に向けてコールする。

『は、何で謝らなきゃいけないの。証拠は?私がやったって言う証拠が無いじゃない。』

たしかに。

その通りだ。

「えいりがやられた言うからお前がやったにきまっとるやろ!!」

「そうだぞ!!えいりの言うことは本当なんだっ!」

いつのまにか奥村君も参戦。

でも、謝る気は無いらしい鞄を持ち直しドアの方へ向かっている。

「謝らないなんて・・・・ひどいっ」

涙を浮かべるえいり。

そんなえいりをみて僕は動いた。

結空の胸倉を掴む。

「泣いてんねぞ?一言謝ってから出て行き。」

『泣いてても私はやってない。証拠も無いのに言わない・・・』

殴った。

証拠はなくとも、泣いているのだから謝るぐらいはしてほしい。

そう思って殴った。

勢いよく殴ってしまったので口のふちが切れ、倒れこむ結空。

『・・・・・』

睨んでも来なければ抵抗する気配もない。

ゆっくりと膝を付き額を床につける体制になる結空。

『ごめん・・・なさい・・・』

「聞こえへんわ。もっと大きな声で言うてみぃや」

『ごめんなさい。』

さっきよりも少し声を大きくして言う。

「最初から謝ればええねん。」

坊はそういうとさっさと出てけみたいなオーラを出している。

静かにドアを開き結空は出て行く。

朝の30分のうちにおきた出来事や。




放課後。

あれから結空は学校に来ることは無かった。

皆にとってはいいことなのだろう。

誰も何にもいわんかった。

塾に行く。

教室にはもう、出雲ちゃんと朴さんが来ていた。杜山さんは丁度僕らの後に入ってきた。

ガチャ

ドアが開く。

「今日は皆さんに知らせがあります。」

奥村先生と奥村君が入ってきた。

と、その後ろから見知らぬ人が・・・・

「紹介します。今日から術式学を専門に教えてくださる濾器(ロキ)先生です。」

狐のお面をつけた人が入ってきた。




――――――――
Ognuno trasforma in Lei e me.
君も僕も皆変わった。


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