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ガチャッ
『・・・』

塾の扉を開けるともう、授業は始まっているらしくテストを返却していた。

「あぁ、丁度よかった。遠都さんのテストです。」

『は、い。あと、遅れてすみません。』

テストを受け取る。

100点だ。

こんなことで喜ぶような私ではない。

「わぁ〜勝呂ってすごいね!頭いいー!!」

「そないなことあらへんで。えいりも頭ええよ。」

「そうですよ。えいりちゃん可愛ええし、

運動神経ええし勉強もめっちゃできますやん!」

そう、ほめたたえる勝呂や志摩達。

腹立たしい。

えいりは頭はいいほうじゃないらしい。

らしいというのは昔は京都にいたのだがある理由により

東京の方に住むことになったのだ。

その時に藤本先生にお世話になった。

祓魔師に関係ある家系だったからか、

遠都という式術最高の、青い夜の生き残りだったからか私のことは知っていたらしく親切に衣食住をくれた。

優しくしてくれた藤本先生ももう・・・・いないんだけどね。

「それにしてもぉ、結空ちゃんはいつも授業に遅れてばっかだけど、勉強の方は大丈夫なわけぇ?」

「見せてみいや。」

バシッ

と私のプリントを奪い取る勝呂。

「っ!」

眉間にしわを寄せる勝呂。

まぁ、100点なんだし何にもいえないよね。

するとビリッビリィイィ

テストを破った。

『・・・』

「「!!」」

皆いきなりの行動に動揺が隠せないようだが先生、奥村雪男だけは平然としていた。

「勝呂ぉ、どうしたの?」

「なんでもあらへん」

静かに席に着く勝呂たち。

私も席につき教科書を開く。


えいり視点→

なんなのなんなのよっ

いつも教室で痛めつけてやってんのに塾に来るとけろっとぴんぴんしちゃって・・・

まだたりないのかしら・・・・

あと、さっきのスグロの反応・・・

きっと私より点数が高かったのね。(←64点

しかたないわ・・・・最終手段ね・・・・

今日の授業はあっさりとおわって勝呂たちと一緒に帰る。

寮は一人部屋で広々としている。

ピンク系なかわいい部屋で、人形がたくさんおいてある部屋なの。

「さてと・・・・あしたの準備でもしましょうか〜」

鞄からカッター、メイクBox、救急箱を取り出す。

これがえいりの戦利品。

まずカッターで腕、足、頬、ついでに吹くも切り裂いておく。

痛いけどこれぐらいしなきゃ皆信じてくれないでしょ。

次にその傷を消毒手当てをする。

服は脱いで別のに着替える。

あとは朝メイクで痣ができたようにみせればおーけーってわけ。

適当に結空にやられたとでも涙目でいったら皆信じてくれる。

そして、あいつを痛めつけてやればいいのよ。


さぁ、皆

私に従いなさい。
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