2.5 SSS | ナノ

結果的に純情ビッチみたいになってるエグジー / kingsman



恋人がどうしようもなく大好きすぎて要は重いんだけど初心で純情だから中々行動に移せなくていろいろ溜まってしまって結果的に純情ビッチみたいになるエグジーのお話。男主はキングスマンの教官で元エージェント。サバサバしていて、性格は良いとは言えないS。飴と鞭の使い分けが上手い。告白したのはエグジーからで、男主はエグジーよりも年上。年上で人生経験も女性経験も何もかもエグジーより豊富なので、エグジーは自分ばっかりが男主のことを好きすぎるんじゃないかと思ってるし、男主の性格がサバサバしてるからいつ嫌われるか、もしくは飽きられるかもしれないとビクビクしてキスしたいとかヤりたいとか自分から言い出さないから欲求不満になる。そしてその無限ループ。男主はそれを全て知っている上でちょっとうざいと思いつつ傍観しながら可愛いなあって思ってる。でもたまに我慢できなくなる。エグジーのことは大好き。好きな子は虐めたいタイプ。



「ナマエ、あの、」
「……エグジー、どうした?」
「あー、俺、」
「…そんなとこに突っ立ってないでこっち来いよ」
「あ、うん…」
「で?どうした。何かやらかしたのか?」
「…別に何もしてない、けど」
「モジモジすんなよキモいぞ」
「ご、めん」
「…………」
「……………」
「……あーーーーもう、何なんだよ、言いたいことがあるなら言えよ」
「…明日から任務だろ」
「お前がな」
「だから、しばらくナマエと会えなくなる」
「そうだな」
「………」
「………あのさ、つまりどういうこと?何が言いたいんだお前」
「っ、え、っと、だから、……寂しくて」
「で?」
「……………」
「……お前さあ、」
「っ」
「いつもはもっと威勢が良いくせに、なんで俺の前だとそんななんだよ。あれ、この前敵のアジト1人で殲滅してきたんじゃなかったっけ?本当に同一人物か、なあゲイリー・エグジー・アンウィン君?」
「ごめ、俺、」
「(かわいいなあ今にも泣きそう)で、お前は何したいの?俺忙しいんだけど」
「待ってナマエ、」
「……何?」
「キス、して…ほしい」
「…最初からそう言え、馬鹿」
「ん、…っん」
「…は、エグジー」
「ふ、ぁ、…ナマエ、」
「ん?(これは、スイッチが入ったな)」
「…っだめだ、俺、」
「どうした、言えよエグジー」
「これ以上キスしたら、我慢できなくなるからっあ、ちょ、ナマエ!」
「自分からキスしたいなんて言ったくせに、それはないだろエグジー」
「んっ、…は、ナマエ、あ」
「俺がもっと欲しいくせに、」
「っふ、」
「エグジー、……ほら、言って」
「…足りない、ナマエがもっと欲し、」
「よくできたなエグジー、偉いぞ」
「っんぅ、すき、すきだ、ナマエ」
「(かわいいなあ)知ってるよ、エグジー」



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