照れ屋さん。
土曜日の朝。井上君の顔が少し赤い事に気付いた渉が額に手をやって。
「井上、熱あるんじゃね?」
「ん…何かだりぃ」
「馬鹿、寝てろ。今薬もらって来るから」
「優しーじゃん」
「そりゃ病人相手に酷い事はしねーだろ」
「好きになっちゃったりして」
「…酷くされたいんだな…?」
「照れ屋さんめ」
「死んでろ!」
それでもスポーツドリンクや氷枕をテキパキ用意しちゃう渉。
いいルームメイトです。
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