いつの間にかできた青痣
服の下にこっそりと隠した
ぼくは知らない
煩いくらい静かな夜
瞼を焦がすネオンの光は空っぽ
眩しくて 涙が出てしまうよ

いつの間にか増えた赤色
季節外れでそっとひた隠した
だれも知らないで
虚しいくらい暖かな昼
肌を冷やす木陰は優しい
こわくて 涙が出てしまうよ

あの太陽と月が抱き合う頃に
ぼくの白い首は何色になっているのだろう

【皮膚の色】
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