抱きしめて、マイブラザー!
殺されたい
殺してくれよ
生きるのがこわいんだ
娼婦の純情
錆しい
その小指が何よりの証拠でしょう
溜息混じりの紫煙は孤独に溶けた
涙に濡れた睫毛をふるわせながら
菊の花が似合わないね


こんなもの、要らない
怜悧も程々に
甘ったるく欺いて
聡明すぎた二人の恋の行方
第三次ナントカ大戦
ある女の懇願
他人に嫌われて、また一歩孤独に近付く
世界でいちばん長いラブレター
真夜中、君の顔が見たくて目を凝らす
明日にさようなら


さようならの代わりに
かっこわらい/括弧笑い
貴方こそ、正義なのです。
せかいでいちばんすきなひと
誇りに満ちた、その瞳
少なくとも君がそれを正義と考えるなら
理想の死に方
僕らの繋いだ手は軋み始めた
白い肌のような真実を掻き抱く
神にでもなったつもりか


死を賜る
時にこの男は核心を突くのだ
酸化した感情
入水、思う終焉
生者の行進
夜、泣きたくなるのは気のせいだと
青を想い、紅を愛でる
この朴念仁め
夜明け前、烏の声を聞く
喋るな、馬鹿が露呈する


子宮の鼓動
私への愛を雄弁に語りたまえ
君の世迷言なら聞き飽きた
絶対的不可侵領域
どうせなら、君の神になりたい
夜明けの暗さ
深夜の明るさ
心臓が君を呼んでいる
その腕に抱かれて眠りたい
眠り方を教えてあげる

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