- ナノ -
TOP小説メモレス

おまけ
「何それ、返り血?」

「そう見えるかァい?」

「……なんだ、血糊じゃねェの」

「心配してくれないのかァい?」

「自然系が血ィ出るわけないでしょう。さっさと自分で洗ってくださいよ」

「オォ〜、手厳しいねェクザァン」

「大体、何してそんなことになってんですか」

「ン〜? まァ、そんな便利なものがあったら、もっと尋問も捗ってるってェ話だよねェ〜」

「いや、何の話……?」



 どこかで未来の海軍大将達がそんな会話を交わしていたことを、俺は知らない。


end


戻る | 小説ページTOPへ