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青雉夢/変態気味主人公
クザンさんが好きすぎて若干変態な気がする主人公とクザンさんのネタ
変態気味主人公シリーズへ派生済
『気味』なのは、それほどハァハァしてないから





青雉相手に、
「クザン大将結婚してください!」
「男の子お断り」
「じゃあ婿に来てください!」
「同じこと言わせて楽しい?」
「分かりました嫁に行きます!」
「…………ハァ」
って迫る主人公とかちょこっと考えてみたんだけど普通にガチだった。
多分青雉押し倒そうとして服を凍らされて床に四つんばい状態にされたりするんだ。
そして雌豹のポーズが好きなんですねとか言われてもうこいつ踏んでやりたいとか青雉に思われるんだ。
しかし仮にも部下なので殺すわけにも行かず氷付けにも出来ない可哀想な大将。
そして踏まれたら踏まれたで喜ぶ主人公。ただの変態である。
青雉より一回り以上小さくてどっちかといえば女顔でついでに言うとバリネコなんで襲い受けかな!
実は異世界トリップ主人公(映画Zも見てきたよ!)で、ワンピースの世界だと気付いてから青雉の部下になれるようすごくすごくがんばった。
青雉が好き。
最初はキャラクター的に海軍よりも海賊派だったんだけど、異世界トリップした日本人特有の無防備さで普通の海賊に襲われて殺されるか売られるかってところを巡回と言う名のサボり中だった青雉に助けられた。
その瞬間恋に落ちた。
恋はいつでもハリケーン!だった。
せっかく頑張って傍にいられるポジションになれたから、青雉には是非ともこのまま海軍に留まって欲しいと思ってる。
まぁでも、青雉が海軍から離れていくんなら付きまとうつもり満々。
「こんなオジサンに迫ったってしょうがないでしょうに」
「俺はクザン大将にだから迫ってるんですよ。大丈夫です、クザン大将がこのまま初老を迎えて白髪だらけになっても俺は大将を好きでいられる自信があります!」
「……その自信、別のことに使いなさいよ」
そんな感じで毎日アタックしてる。
クザンはまじめに断ったり適当にあしらったり飛び掛ってくるのを避けたり叩いたり蹴飛ばしたりもしてるんだけど、めげない主人公。
多分クザンの部下に配属されて、どっかの主人公みたいに「計画通り」(ニヤリ)したときからテンションがおかしくなった。
寝ても冷めてもクザン大将が好き。
青雉がどこかで昼寝をしてても探し出していつの間にやら横に座り、青雉が目を覚ましたら愛の告白をするのが日課です。
一応、仕事が詰まってたり誰かに青雉が呼ばれたりしてないときは起こしたりしないよ!
ところで変態だが顔がいいのでたまーに女性兵士とかにお茶に誘われたりする。
クザンがサボりに出ちゃって傍にいられないときは折角のお誘いを断れないのでそれに乗ったりする主人公。
ちなみにクザンがちゃんと仕事をしてたりチャリでお出かけしてないときは「俺クザン大将に用事があるんだ」で断ってる。
そしてそんな主人公と女子のお茶会を目撃しちゃったクザンさんが何かモヤッとしたりする王道展開とかあったらいいんじゃないかな。
「……女の子とお茶だってできるじゃない。さっさと女の子追いかけたら?」
「何言ってるんですかクザン大将、俺はクザン大将以外追いかける趣味ありませんよ」
「悪趣味だから」
とか言いつつ、どうやら主人公は青雉が本部にいないときだけ女の子達とお茶をするんだと気付いて、青雉がよく本部からチャリで離れるようになって。
うずたかく積まれていく青雉の仕事。
主人公が仕分けたり頑張っても、青雉の決済が無けりゃ滞る仕事の量よ。
黄猿か赤犬がブ☆チ☆キ☆レ☆
多分青雉はものすごく怒られる。
そして結果的に青雉をサボりに逃避させていた主人公もめちゃくちゃ怒られる。
配属変えられる。主人公絶望。
それがしかも黄猿部下配置で、青雉に会いに行かないよう仕事を積まれて、青雉が不足していく主人公。
一方その頃、青雉も何か毎日のアタックがないと拍子抜け。ちょっと調子でない。もともと調子とか無いけど。
クザン大将クザン大将好き好き大好きー!って言ってくる主人公の幻聴がちょっと聞こえた気がして、「……何だかおれ、ちょっとまずくない?」と青雉は少々思ったかもしれない。
そして自分のそのおかしな芽生えを振り切るように仕事をしてますよ。
青雉が足りず半分死体みたいになりながらも、青雉の傍に行くためだけに磨いてきた技術を持って黄猿が寄越す仕事を片付けていく主人公。
主人公はどちらかといえば文官特化型だよ。
だからよくサボって仕事を貯めてから片付ける派の青雉の部下配置だったんだよ。
「ボルサリーノ大将、クザン大将に会いたいです……」
「オ〜オ〜、見事なモンじゃないかァ〜……」
「……聞いてます?」
「それじゃァ、次はこれを頼もうねェ〜」
「……クザン大将に会わせてくれたら今の十倍、いえ二十倍働きますから!」
「別に今のまんまで十分だよォ〜」
「…………クザンたいしょぉおおお! あーいらーびゅー!!」
「あんまりうるさくしてるとブチ殺すよォ……?」
「んぐっ(死んだらクザン大将に会えなくなる死んだらクザン大将に会えなくなる死んだらクザン大将に会えなくなる……!)」
そして屍のようになりながら書類を運んでいた主人公は、仕事もひと段落付いて中庭っぽいとこで昼寝中のクザンに遭遇した。
思わず書類を放り出しそうになりつつ、でも黄猿にブチ殺されると気付いて書類を抱えたままで青雉のところに直行した。
木陰でお休み中の青雉さんはアイマスクしてて起きる気配なし。
多分青雉は現在休憩中である。
主人公が一緒に居ないほうが青雉は仕事をしているとはもっぱらの噂。
だって逃げる必要が無いからね!
あとなんか最近仕事に打ち込んでるからね!
今すぐ飛び掛って愛を叫びたい気持ちを堪え、主人公は青雉の横で青雉の寝姿を眺めた。
すごくすごく久しぶりに見た青雉はやっぱりかっこいいしやっぱりすごく好きだなァと思った。
いつものように、起きるまでずっと待っていたい。
そして起きたら愛を叫びたい。
だがしかし、主人公は黄猿から任命された仕事中なのであった。
なので、主人公は青雉の昼寝中に遭遇した今までで初めて、青雉が起きる前にその傍を離れた。
書類を運んでてくてく歩いていった主人公の姿が消えてしばらくして、むくりと起き上がる青雉。

「…………待ってねェわけ?」

違和感とモヤッとがイラッ☆に変わるといいと思います。
そして、青雉が不足すぎて青雉が一時間前に座っていた椅子が分かるとかそんなレベルで変態に拍車がかかる主人公と、だんだん不機嫌になっていく青雉が、そのうちくっつくといいな!

これ青雉以外の大将にやると殺される気がしますね。
だからやっぱり被害者は青雉だ。
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