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青雉夢/おてがみ。
青雉がお迎えに来るネタ。
おてがみシリーズへ派生済





自分の部屋丸ごと異世界トリップしてグランドラインの片隅に出現した主人公。
ジャンプ派でコミックス色々集めてたので、何とワンピースの世界にワンピース(コミックス)があるという不思議。
でも、どうやらこの世界の人にはただの白い本に見えるらしい。
おだやかーな町で、そのまま住み着いた主人公もまぁ仕事も見つかって住居もあってありがたい感じ。
時々手に入る新聞やら何やらでまだ原作前であることを知って、このまま平穏に暮らしたいけど、その為には白ひげに死なれちゃ困るなぁと思った。
かといって一般人な自分が海賊に会いに行ったり赤犬をどうにかしたり黒ひげをぶっ倒せるわけもないし、日本人で日和見なタイプの主人公は、結構長いこと考えてみた。
けど名案は浮かばなかったので、エースの手配書が出回ってから二年目、ペンを手に取った主人公は海軍大将青雉さん宛てにお手紙を書いた。
内容はアーロンパークの話。ネズミ顔の海軍さんが海賊から賄賂貰って海賊の酷い行いに目をつぶってるよ、嘘だと思うならその目で見てみたらいいさ!みたいな感じの内容。
内容が内容なだけにぐしゃぐしゃぽいって出来なかった青雉が確認しようとしたら、ルフィが賞金首になってアーロンパーク壊滅。
こっそり海軍の身分を隠して人を遣ってみたら、どこかでもみ消されてたんだろうけどアーロンが酷いことをしているのが分かった。
「あららら……お前さん、どこの誰なの?」
グランドラインの片隅から送られてきた手紙はあっちこっちを経由して届いて、あんまりにもあちこちうろうろした所為で誰からのものか分からなくなってた。
一方主人公は、手紙を出してしばらくしてからルフィの手配書が出たのを見たので、何だー届かなかったかーと思ってた。青雉はゆるいけど正義の人だしボインが好きだから、知らせたら取り締まったりしてくれそうだと思ったのにな!
それじゃあと今度は白ひげさんにお手紙書いた。
白ひげはあちこちに縄張り持ってるので、そこ宛に送ったら何やかんやで届いた模様。
ティーチがサッチを殺すだろうから気をつけてね、という内容に白ひげが手紙を破いて捨てた。
おれの息子を馬鹿にする奴ァどこのどいつだ! とちょいとお怒りの白ひげさん。
リターンアドレスもかかれてない封筒を片手に、調べてみるよい、と請け負ったマルコはそれでも少ーし手紙の内容が気になった。何で名指し?
そしてサッチが悪魔の実ゲット&ティーチの攻撃!▽
気にしてしまってたマルコが目撃して少しだけ妨害して、サッチは一命を取り留めた。
ティーチは逃亡、エースは怒ってティーチを追いかけてった。
手紙の通りに起こりかけていた事態に、白ひげとマルコは顔を見合わせて、やっぱり手紙の送り主を探すことにした。けど見つからなかった。
一方その頃、ドラム王国とかいう国が海賊に滅ぼされたという話を聞いた主人公は、やっぱり手紙は届かなかったんだなァと判断した。ドラム王国を滅ぼしたのは黒ひげだろうし、ティーチが黒ひげ海賊団を率いているということはヤミヤミの実を手に入れたということだろうから。
自分が何か伝えようとしてもうまく伝わらないのかもしれないなと思いつつ、もう一度海軍大将に手紙を書くことにした。今回も青雉で。黄猿と赤犬はちょっと怖いよね!
ずいぶん時間をかけて届いた手紙の、アラバスタという王国にいる七武海が国家転覆狙ってますよー古代兵器狙いだよーロビンもいるよ! という感じの内容に、青雉超反応した。だってロビンって!
サボりついでにアラバスタに向かってみた。
途中通りかかった島の海兵さんに、アラバスタで七武海が倒されたことを知った。
あくどいことを考えていた七武海を倒したのは『海兵』ということになってるけど、そんな話聞いた覚えもない。
手紙には海賊が倒すけど、ともあったので、青雉さんはアラバスタまで行ってまだお近くにいらっしゃったスモーカーに確認もしてみた。
やっぱり海賊がやったことだった。
それも、前の手紙にあったアーロンパークをつぶしたのと同じ海賊。
もしかして手紙の送り主は麦わらの一味かと思ったけど、送られてきたのはもっと遠い島からみたい。
そのまま手紙が通った経路を逆流していく青雉と、アラバスタの記事の救世主が『海兵』だったのを見て、そういやこれ原作でもこうなんだから届いたかどうかわかんないじゃないか、と思っちゃった主人公。
次の手紙はもう一度青雉にしようと決めて、W7からバスターコールまでのことを少し適当に書いて送ったら、こちらへ向かってきていた青雉までちゃんと届いた。
今までよりずいぶん近い経路だったので、主人公の居所も知られた。
「今度のはちゃんと届いてるか分かるといいなぁ……」
「郵便でーす」
「あれ、珍しい。はーい……と、……え?」
「まァ、返事はまだ書いてないけどね」
ということで青雉さんが主人公の下へ来訪。
&主人公拉致。
むしろ連行だった。
主人公はとりあえず、青雉から見てただの白い本を何十冊かもって連れて行かれた。だってこの先の展開とか分からないと困るわ!
何でこんな手紙をくれたのかとか色々聞かれて、案外青雉が怖かったので主人公はそこそこ正直にお話した。
白い本を片手に「ここにこの世界の未来が少し書かれてるんです」とかいう主人公は一見して電波を受信しているようにしか見えない。
しかしそれが確かなことだったりしたので、青雉は主人公を連れて本部へ戻ることにする。
途中でロビンがいる島を聞いて寄ってみたら本当に居て、何やかんやでロビンと麦わらたちを見逃した。
そしてW7編。
ルフィ達が海軍旗を燃やすのも、スパンダムが弾みでバスターコールしちゃうのも、ロビンが死にたがってたけど生きたがってくれたのも、全員が死なずにW7まで帰ってまた出航していくのも、主人公の言ってた通りになった。
まぁ主人公はコミックス読み返しながら質問に答えただけだけどな!
「信じがたい話だけど、そっちの話って本当みたいじゃない。信じがたい話だけど」
「そろそろ信じてもいいんじゃないですかね」
「信じがたい話だけど」
「何で繰り返した」
それからまた少し話をして、主人公は青雉に黒ひげティーチを捕まえることを提案した。黒ひげティーチはヤミヤミの能力者で、もう少しすると能力者狩りを開始して海賊行為で一般人へ被害拡大なんだぜ!とか話した。
エースの話はしない。
今までが全部大体合ってたもんだから、青雉は了承した。
そしてティーチVSエースに乱入、ティーチをとっ捕まえる。
エースは怒って掛かってきたけど、もともと負けてて体力の限界だったからどっちも青雉に捕まった。
主人公ちょっと計算外。逃げろよエース!と思ったけどよくよく考えてみるとエースってあんまり逃げたりしないタイプだった。
うーむ困った。このままでは戦争である。平和な生活のためにもそれは困る。かといって戦争が始まるから止めましょうよと言ってみたって、海軍が勝利しちゃう戦争を海軍の人が止めてくれるわけがない。負けると分かってても、主人公の情報があれば勝てるよねとか言われたら困る。
すごくすごく悩んだ主人公は、ものすごくミッションインポッシブルの気分で頑張ってエースを逃がすことにした。
エースは逃げたけど青雉にはばれた。
内密にすごくすごく怒られた。
そして閉じ込められた。
俺の平和的生活はどうなるんだろうかと思ったけど、もう自分のよく分からない未来になるし、戦争が起きないならまァ大丈夫だろう、ということで自己完結。
青雉の元でそこそこニート生活。
そのうち青雉が出してくれて、何故か副官(雑務担当)の地位を与えられ、青雉の世話をさせられることになった。
あれ、俺すごくすごく怪しい立場だよね? 高給取りなのは嬉しいけど、なんで?
「クザン大将、俺もう家に帰らせてもらいたいんですが……」
「ああ、あの家もう引き払ったから」
「は……?」
いつの間にか帰る家が無かった。
そして荷物は全部持ってきてくれてた。青雉から見たらただの白い本なワンピース(東の海編)も全部。
意味分からないんだけど。
困惑する主人公に、青雉がどうしてエースを逃がしたのか聞いてくる。
もう戦争が起きる心配はあんまり感じないので、主人公は普通に戦争の話をした。
何でエースが公開処刑されるのかは言わなかったけどな!
もしかしたら青雉も知ってるかもしれないけども。
「それで、白ひげが死ぬ前にワンピースは実在するなんて言うから、海賊がそりゃもう活発になっちゃうんですよ。俺、平和に生きて平和に死にたいんです」
「あららら、結局そこなんだ」
「当然です。人間っていうのは身勝手な生き物です」
「ふぅん……ところでさ、これ、何だと思う?」
言われて見せられた新聞にエースが投獄されたって書いてあった。
主人公びっくり。
どうやらエース捕まったらしい。何事か……!
どうしたいかと聞いてくる青雉。どうしたいって、そりゃ自分のためにも助けたいに決まってるけど、無理じゃん!となる。
衝撃を受けて固まる主人公に、青雉が戦争の後のことを聞く。
もうどうにも出来ないと思ったから、主人公は素直に話す。
赤髪が来て戦争が終わる。白ひげ海賊団の縄張りはいくつも荒れて、センゴクが元帥を辞めて、赤犬と青雉が元帥の座を賭けて戦って青雉が負けて海軍から去る。
「おれ、負けるんだ?」
「はい……どうやってかまでは、分からないですけど」
「書いてないの?」
「書いてないです」
頷いた主人公に、そっかそっかと頷いた青雉が、何か知らないけどエースを助けるって言い出しました。
こいつ何言ってやがるんだと目を丸くする主人公の前で、結局辞めるんなら今辞めても一緒だからとか言い出す。何を考えてるか良くわからない青雉。
そして始まる戦争の最中、青雉さんたら津波凍らせるついでにエース抱えて逃亡したよ。
みんなびっくりだよ。
むしろ主人公もびっくりだよ。
そしてエースから手錠を外して逃がした大将青雉は、主人公と一緒に逃避行とシャレこむのでした。
何かものすごい額の懸賞金がついた。
そりゃそうだ。

青雉が迎えに来て一緒に逃げる話。
だんだん書いてて意味が分からなくなった……意味不明な手紙を貰う青雉とか白ひげとかを妄想してたはずなのに。
途中の流れが黒髭排除っぽかった。
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