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66号線/サボ夢ネタ
ふわっと妄想して書きたい!と思ったけどちょっと長くなりそうでオチもつかず断念したサボ夢
無知識トリップ主人公は悪魔の実の能力者で音楽家
しかしあまりトリップ要素は無い気もする
ご都合主義もある





無知識でトリップした主人公はミュージシャン。
チートな話だけど結構ヒットしてた。
ギターがあればどこに行っても稼いで生きていくつもりはあったけど、トリップした先が無人島だったので技術を生かせず、なんならサバイバル知識もほとんどないためかなりぎりぎりの生活へ。
不毛の場所とは言わないものの、なんでも食べるつもりでいてもなかなか食べ物にはありつけず、適当に食べたものはまずかったしで飢えて、話し相手がいない生活が限界で、もう死ぬかもなって思いながら海岸に出て転がって、死ぬ時を待ちながら小さく歌ってた。
そしたら「歌ってたのお前か」ってひょっこり顔出したのがサボくん。革命軍が助けてくれた。
身なりも整えて、礼を言って、それからようやく自分が異世界にいると気付いた主人公。サボくんたちもなんかおかしいぞってなって、そのまま革命軍入り。主人公の歌を喜ばれるので、主人公も楽しく歌う。その時に自分が悪魔の実の能力者だということも分かった。
コブコブの実によく似た感じだけど、どちらかというと曲の種類で変わる。穏やかな曲を歌うと物理的に癒されてくれる(大きな傷は癒えない)。
普通に原作に出てきそうだけどウタウタの実と言うことにしておく。
主人公はサボのことが好きになったと、作曲中に気付いた。ラブソング作るとサボのことばっかり考えてしまう。
最初は勘違いかなって思ったけどそんなことない様子。少し悩んだけど受け入れた。別にサボへ言うつもりはない。それとこれとは話が別。そしてラブソングは封印。どれを歌おうとしてもサボのことが浮かぶし、うっかり「それってサボのこと?」ってなられたら困る。
サボは小さな頃の記憶が無いらしいと聞いた。それは多分顔に残った傷跡から分かる怪我でのことで、少しだけ小さな頃のサボのことを知っているらしいドラゴンも、別に思い出させようとは思っていないみたいだった。
サボと交友関係を深めている最中、主人公はある島で占い師の女性と知り合う。悪い連中に絡まれていたところを助けたその女性は不思議な悪魔の実を食べたらしく、誰かの過去を覗けるらしい。
嘘か本当かは分からないが、主人公はとても興味を持った。知れるんなら、自分が出会う前のサボのことも知りたかった。
だけどさすがに本人も知らないところで覗くってどうなのとなり、その日は別れる。けれどもその翌日に、白ひげ海賊団が海軍と戦争を起こすらしいという情報を得て移動したので、そのまま島からも離れた。
そして戦争編。エースの死。サボの記憶が戻る。
サボの悲しみと、それから夜ごと自分を責めているサボを感じて心配する仲間たちと、自分で乗り越えようとするサボと、サボの悲しみを和らげる方法が出てこない主人公。
主人公が子守唄を歌えばサボは眠ってくれるけど、悪い夢を見ているようだった。夢の中までは主人公の歌も届かないので、どうにもできない。
せめてエースとサボの過ごした日々を知ったら、もっと慰められるんじゃないのか。
そんな風に考えた主人公は、サボが眠れるようにダイアルへ歌を録音した後、そのままあの占い師の女性を探しに行った。
そして彼女に頼んでサボの過去を見せてもらう。
そのつもりが、なぜか気付いたら見知らぬ島にいた。
あれって思ったら少年サボに遭遇。
「なんだお前、ここで何してるんだ?」ってなって、小さな子供がサボに似てることに困惑しながら名乗って名前を聞いたらサボだって言われて、更に混乱。
でもこの混乱は前にも味わったことがあった。だから日付を聞いた。
そして主人公は、自分がはるかに過去へ移動したことを知った。
意味が分からないし訳も分からない。
しかしそれなら、自分はサボの苦しみを取り除けるんじゃないのか。
それだけを考えて、主人公は行動を始めた。
サボの船出を知らず、ただ何度か様子を見ていた子供が海で攻撃されたときはこの世の全てを呪うところだったが、サボと言う青年が革命軍にいた理由に気付いて飲み込んだ。だったら自分も革命軍へ入るだけだと考えて、町から町、島から島へ移動した。
ウタウタの実の能力は覚醒し、『歌』や『音』で人を攻撃できるようになった。
やろうと思えば、なんだってできるものだ。革命軍にも接触し、加入した。
南の海のあの島にエースと言う名の子供がいたと知ったのはもっと後のことだ。離れず付き添っていればよかったのだと気付いたが、後の祭り。戻ろうかと思ったけど、まあまあ重要なポジションを貰ったのと、あとサボに懐かれたので離れがたかった。優しいお兄さんに懐くサボは可愛いと思います。
途中で主人公がサボを見てるのかそうでないのかでひと悶着あっても美味しい。
サボが大きくなり、エースの手配書もついに出回った。サボに急いでそれを見せるけど、サボは反応せず。
悩んで、でもエースの死をサボがどうしようもなく悲しんだことは事実だから、主人公はエースを助けることにした。
戦争の中で、声の限りに歌を歌った。主人公の能力は歌を歌わなくては出来ないものだから、自分の声が頼り。何時間も続けることは出来ない能力で、血反吐すら吐きそう。喉が潰れるかもしれない。
「お前の歌、いいなァ」って言ってくれたかつてのサボを思い出して、「なんか歌ってくれ!」ってねだってくれる子供だったサボを思い出して、「理由がなくちゃ歌わねェのか? じゃあ、おれの為に歌ってくれよ」って笑ったサボを思い出して、サボの為にこれから歌えなくなるかもしれないということは恐ろしかったけど、でもここで歌わなくていつ歌うんだと考えた。だから声の限り歌った。
耳障りだと唸った海軍大将の拳が主人公の方を向いて、唸るマグマに危うく消し炭にされそうなところを、革命軍が駆け付けた。
「なんでおれのいねェところでそんなになるまで歌ってるんだ」って言いながら助けてくれたのはサボだった。
ルフィとエース、サボの再会。怒る海軍大将。みんなで引き上げ。
戦争編は海軍の敗北で幕を閉じた。革命軍の一部も混ざった白ひげ海賊団たちの宴の最中。歌いすぎた主人公は声が出ない。
サボは記憶を取り戻して、泣き笑いで再会を喜んでいた。その様子を見れただけでも満足だ。
サボが主人公の方へとやってきて、声が出ない主人公に気付いて申し訳なさそうな顔をして、けれどもそれから笑ってありがとうを言った。エースを助けてくれてありがとう。そう言ってもらえるだけでも嬉しいので、主人公に異論はない。
けれどもそれから、どうしてか怒られた。一人で勝手に行動するなよと言われて、何故だろうと首を傾げたら、下から顔を掴まれて引っ張られる。
「大事なもんは、もう二度となくさねェって決めてるんだ」
きっぱり言われて、何のことだと戸惑ったところでサボが仲間に呼ばれた。
それを見送り、しかしそれにしても声が出ないと考えながら、ふと視線を動かしたら、何故だか白ひげ海賊団の宴の端に、あの占い師の女性がいた。
驚いて、それから近寄った主人公へ、もういいのかいと女性が尋ねる。
どういう意味だと戸惑って、それから主人公は、唐突に理解した。

これは夢だ。

瞬きした次の瞬間、自分を見下ろしているのはさかさまになったサボの顔だった。
どこかで見たことあると思って、自分がサボに初めて会った日のことを思い出す。
やっと起きたか、って少しほっとした顔をしたサボが顔をどかしたので起き上がると、そこはどこかの宿屋のようだった。
話によれば、主人公は町の外れで倒れていたらしい。それを追ってきたサボが見つけて、とりあえずは宿をとったと。
追ってきた。
何故かと尋ねたら、理由も言わずにいなくなるからだとサボは答えた。
「電伝虫にも出ないし、何があったんだってコアラたちも騒いでたぜ」
そんな風に言って笑うサボの顔には、あまり元気がない。
謝ったら、別に気にするなと応えられて、サボは起き上がった主人公の傍に座った。
この町にどんな用事があったんだと聞かれても、主人公はうまく答えられない。
果たしてどこからが夢だったのか。あの占い師の女性は本当にいたのか、それすらもあいまいだ。けれども、今の主人公は声が出るから、あの戦争の最中は丸ごとすべてが夢だろう。
この世界には、サボの大事なエースはいない。
その事にため息を零した主人公へ、夜な夜な付き合わせたから嫌になったのかとかサボが言い出す。
そんなわけないから主人公は慌てた。
主人公はサボの為ならいくらだって歌えるのに。
だからそう言ってしまって、それってどういう意味だと聞かれて逆に答えられなくなった。
そんな主人公を見やって、珍しく少し言葉を選ぶように間を置いたサボが、おれの目の届かないとこに勝手に行くなよ、と呟く。

「大事なもんは、もう二度となくさねェって決めてるんだ」

どこかで聞いた台詞だった。
考えなくてもわかる。ついさっきだ。夢の中で。
その事実に混乱して、意味が分からず場をごまかすように動いた手が、持ち歩いていたギターを捕まえた。
サボが拾ってくれたらしいそれはきれいに拭かれていて、そう言えば手入れの仕方を聞かれたことがあったなとかそんなことを思い出す。あれは現実だっただろうか。夢の中でのことだったろうか。
ますます混乱しながら、それってどういう意味だ、と目を逸らしたままで尋ねた主人公に、さあ、とサボが誤魔化すように言葉を紡ぐ。
おれにもよく分からないと言われたって、主人公にこそ分からないことだ。


ここから告白するかどうかで悩んでお蔵入り。
※ここから書き足し
主人公は夢だと思ってるけどそれは正しくなく、エースくんが生存した世界線はよその世界という話。
それを示すためにも別の世界のサボくんから何かプレゼントをもらってて、それを身に着けて戻ってることに主人公が困惑したり、身に着けてるそれを見たサボくんが「あれ? おれ、それ渡したっけか?」ってなったりする(サボくんも贈るつもりで購入済み※なぜか置いてあった場所から消えている)
エースくんが生きている世界線の主人公は『ウタウタの実を最初から持っていた状態でトリップした』トリップ主で、憑依していた形……みたいな?
だから別世界にも主人公は存在している という話

しかしこれを何話で書くつもりだったんだろうか
ちょこっと短編は書きたい
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