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シキがパパンな主人公とエース君 シキによる戦争編介入 シキに対する捏造ありありなのと、時間軸がちょっとどころでなく曖昧なネタ 主人公は孤児。 むしろベビーちゃんな頃にシキに拾われた。 元々主人公が孤児になった流れはシキが他の海賊とはちゃめちゃに交戦している最中に巻き込まれて家族が死んだからで、本来ならまだ自我も発達していなかった赤ちゃんな主人公は飢えてのたれ死ぬだけだったけれども、つい最近ロジャーと酒飲んで「子供ができたらエースかアン」って話をしてるロジャーに『ガキが欲しいのか……』ってなってたシキが、いえーいお前が欲しいのおれもってるーってやりたいが為に拾った。 ついでに鍛えて、ロジャーの子供と競わせたら楽しいに違いないとか思ってた。 主人公で遊んだり主人公を育てさせたり構ったりしながら、赤ん坊ってもろいな……ってそうっとつついたりフワフワさせてキャッキャと喜ばれたりしていたシキに、一歳手前くらいの主人公が「ぱーぱ」とか言い出してた頃、ロジャーが自首。 シキも海軍に乗り込み負けてインペルダウン。 主人公はその間インディゴさんに育てられる。 しかしインディゴさんも暇じゃないので、どこにいるか分かるようにピコピコサンダル履かされる。じわじわ自我が生まれつつある主人公、シキがいないことに困惑して寂しがってしくしくしながらあちこちをピコピコ歩いて探す。 そのうち足が剣になった『パパ』が帰ってきて、『ぱーぱ!』と飛びついたらスルーされた。 シキさん、ロジャーの子供もいない(と思ってる)状況で主人公をどう構えばいいのか分からなくなったらしく、軽くネグレクト。 主人公は訳が分からない。 けれども、シキが冷たくなっても一緒にいてくれるという事実が大事なので、とびついたり『パパ』『パパ』しなくなる。 インディゴさんの方が構ってくれるようになる。ピコピコサンダルもお揃いにしてくれた。そのうち誰かさんだけ変な音が鳴るようになってたけど。 五歳くらいになった頃、インディゴさんに生い立ちを知らされる。 「そうなんだ……」ってなりながら、ふと自分が転生主であることを思い出した主人公。 シキのことも思い出した。映画観た超見た。ストロングワールド大好き。 すごく納得した顔になった子供に、「なんだ、その顔は」って困惑してるのはインディゴさんの方である。 ある意味シキが親の仇なので、怒るとかするかなとちょっと思った。 なのに何で教えたのかっていうと、怒って飛び出していった方が幸せになるんじゃないかとちょろっと思ったから。 お父さんじゃないのに親心感ある。 そして、トリップ主だった主人公は、ロジャーの『息子』がいることを知っている。『エースかアン』の『エース』の方。 でも、ロジャーには息子がいた筈って言ってもインディゴさんは笑って流すし(自己肯定の為に妄想を繰り広げたと思われたかもしれない)、シキは話を聞いてくれない。この頃のシキはたまに稽古つけてくれるけどめちゃくちゃにされるしとても厳しい。愚図とかよく言われる。 そんなシキに、しばらく思案した主人公は、『エースつれてこればいいじゃん』と思い立ち、色々と準備や訓練を積んだ上で十歳を過ぎた頃に船から飛び出した。 目指すはエースのいる海! ってなってたのにグランドラインから出ることも出来ない。 青海に降りてみるとシキのことは皆が「どこで何してるんだか」レベルの扱いだった。たまにあちこちフワフワしてるけど、悪さをしでかす噂を聞かない(計画につきっきりだから)からだと思われる。 そのことにちょっと不満を抱く主人公は若干のファザコン。 ちらちらと海賊に誘われては断り、外の海へ行く方法を探しては迷う若干の方向音痴と不運さを持ち合わせた主人公が、エースに遭遇したのはエースがスペード海賊団としてグランドラインに入ってから。その間実に七年超。 いつの間にやら賞金までかかっていた主人公が声を掛けてきたことにエースは警戒してきたけど、話したら案外良い奴だった。 仲良くなってから連れて帰ろうと思ってたのに、気付いたらほだされてた。エース可愛いし格好いい。好きかもしれないって考えて、男が男を好きになっていいものなのかしばらく悩んだ。自分の昔の『常識』だったらイレギュラーだけど、まあこの世界なら何でもありなんだろうなとも思ったので青年の悩みは終了した。 何だかんだでスペード海賊団入りする。 手配書にその旨が書かれて、『親父』もそれ見てくれるかなって考えた。でも多分興味ないだろうから見ないだろうなとも思った。 そして色々あってエースがジンベエに負けて、エースを奪還しにいって白ひげ海賊団に負けて、スペード海賊団として白ひげ海賊団に吸収合併。 『白ひげ』を『オヤジ』と呼ぶことが出来ないのは、他に『親父』がいるからである。船長! って呼ぶ。オヤジはきっと許容してくれる。 お前の『親父』ってどんな奴なんだ? と宴の時にエースに訊かれて、応えようとしたところでモビーディック号の真上に大きな船の影。 「ジハハハハハ! よォニューゲート、久しぶりだなァ!」とか言って現れたにわとり似のお父さんを主人公は指差した。 「ああいう感じ」 「は!?」 手配書に『スペード海賊団』とあった時は気にしなかったのに、『白ひげ海賊団○○』という手配書には我慢ならなかったらしいシキさん、来襲。 生エースくん見て首を傾げて、「おい小僧、テメェ誰かに似てるなァ?」って不思議そうにしてる。な! お前もそう思うだろ! みたいなことをオヤジに言うけどオヤジはグラララと笑って答えなかった。エースくんはそれが『誰』を示しているのか気付いて不機嫌になった。 そして、主人公はお父さんに回収される。 「愚息が世話ァ掛けたな」とか言われて、『俺今息子扱いされた!?』って主人公はとても喜んだ。エースくんが引き止めたがったけど、『家族』と一緒にいるほうがいいんだろうと判断して手を伸ばさなかった。多分引き止めてたらvsシキだったので正解。 家出してよそ様に転がり込むんじゃないと船に戻ってから怒られたりした。笑ってるけど怒るお父さんは相変わらずとても怖いです。あとジハジハ笑いながらの手合せは手加減無しでした。死ななかった。鍛えてて良かった。 「親父、さっきの」 「ああ?」 「エースは、ロジャーの息子だよ」 久し振りの手合せでぼっこぼこにされて転がりながらそう言った主人公に、何を言ってるんだお前はと言いたげな顔をするシキ。 それから少しだけ考えて、「あ! 似てるぅー!」ってなって多分口が開いた。 きっとシキの中でロジャーは別格だと勝手に思っているので、その息子というのもさもありなん。 それからすぐさまエースの懸賞金を確認したシキは、自分とこの主人公がその額に達していないという事実に大層お怒りになり、何はともあれ懸賞金額を上げろとご命令。額が同じくらいになったらモビーに帰ってもいいそうな。 「いいの?!」ってなって頑張る主人公。さっさと家出してくればいいのに、お父さんが自分に構ってくれてる事実がとても嬉しくて仕方ない。エースとは電伝虫とか手紙のやりとりをよくしてた。たまに会ってた。 そんな最中、はた、と戦争編のことを都合よく思い出して、サッチに接触。ティーチが危ないと申し上げるも、サッチが信じてくれる筈もない。むしろシキが主人公を使って内部分裂させようとしてんのかと呆れられる。 「え、うちの親父、そう言うの好きかな……絡め手はまァまァ好きそうだけど」 「おれが知るかよ」 「でもやるんなら、もっと巧妙にやるんじゃないかな」 「知らねえよ!」 とりあえず主人公の入れ知恵で、サッチは致命傷を免れた。 けれども落とし前を求めたエースくんはティーチを追いかけていった。 慌てて主人公もそれを追いかけたかったけど、どこにいるのか分からない。ついでに言えば方向音痴でたどり着けない。 最終的にエースが捕まったのを新聞で知った。 慌ててお父さんにご連絡。エースがエースが!! お父さんとしても、またも海軍に殺させるつもりもないが、『ニューゲートの奴が来るだろう』とか思ってる。むしろ主人公がどうにかなる方が許せないので主人公を掴まえておくも、主人公はさすがにエースがこの戦争で死ぬことを知っているので超必死。 そんなにあのガキを助けたいのか、なんでだと問われて『好きだから!』で返したら、とても変な顔をされた。そりゃそうだ。 しかしそれから、なるほどロジャーの息子をこいつが惚れさせたらおれの勝ちだなとか思い至ったらしいシキが乗り気になった。 インディゴさんは止めたけど、とりあえずフワフワ現れたシキと主人公も戦争に参戦。 どうにかエースを救出成功。 主人公の懸賞金がどえらいことになったので、主人公は白ひげに戻ることを許された。 シキは頑張って惚れさせて来いとか言ってるんだけど、その前に主人公が惚れているわけだから、「俺の負けなんじゃないかな……」と思ってはいるものの、案外したたかな主人公はそんなことはおくびにも出さぬ。 つまり、エース君をお婿に貰う為に白ひげ海賊団に婿入りする話。 あとシキお父さんは案外主人公をちゃんと息子だと思ってたとかそういう話。 色々な観点からの問題は、主人公が白ひげと仲良くすることを気にしたせいでシキが麦わらにちょっかい掛けるタイミングを逸してしまっているという……こと……すとろんぐわーるど……。 戻る |