WORLD

サロン


シリーズにするか3話くらいにするか
はたまたこのまま終わりにするか。
年齢差としては3歳差。(女の子が下)
多分渡辺氏か目黒氏

孤独の世界


いつ私はあんたの奴隷になったんだ。ってくらいずっと人生を決められて生きてきた。やりたいことも出来ない、やりたいように生活ができない。やっとそこから抜け出せたと思ったら阿呆だと言わんばかりの嫌味を言われる。
「もしもし?」
「ん、なに、?」
「そろそろお前の気持ち下がる頃だろうなって」
「・・・エスパー?」
「いや、なんでだよ(笑)」
「ちょうどやられた所」
「んー、明日は少しなら時間取れそう?」
「図書館行くとかにしとけば、まあ」
「図書館という名の俺ん家な」
負の感情が芽ばえる時絶対に電話をくれる。寄り添ってくれる。元々似てる性格は向こうは変わってしまったけど。いつまで私に付き合ってくれる?

雑踏の世界


この世の中はちっぽけだ。なのに人はもっと小さなコミュニティで生きようとする。なんでだろう。なんで人はあっさり人を切るのだろう。だったら人と関わるのを辞めよう。雨の中、傘もささずに歩き出した。
「バカやなぁ。ちっぽけすぎる。ありんこだわ」
「何が」
「・・・誰」
「ん|ま、今は誰でもいいよ」
「・・・あんたもさ、ちっぽけやと思う?」
「だから何がだよ」
「この世の中。ちっぽけな世界にちっぽけな争いにアホやなぁって思う」
「でも、お前もそのちっぽけなアリの仲間なんだよ」
「抜け出したいなぁ」
「先ずは傘さすところから始めな」
傘を差し出してくれた180センチはありそうな大男は濡れてる私の頭を躊躇いなく撫でた。

煌めく世界


世の中は全て暗かった。煌めきなんか感じなかった。ネオン街は明るかった゚でもその明るさは人工的なもので煌めきなんか存在しなかった゚
「お嬢ちゃんの来る場所じゃないよ」
「人を見た目で判断すんじゃねぇよ、おっさん」
今日も胸糞悪い。ロリコンみたいな目で見てくんじゃねぇ。
「お姉さんさ、毎日ここで何してんの。危ないとこなのは分かってんでしょ?」
「寝床探してるの」
「男のとこね」
「面倒臭いけど野宿よりマシ」
「今日は?」
「・・・まだ」
「いつもなら見つかってんのにね」
「・・・何、、お兄さん泊めてくれんの?」
「俺なら泊めるんじゃなくて住まわすけど?どう?お得じゃない?」
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