あとがき◆ あとがき ◆
こんにちは(・ｗ・)ﾉ「紅茶伯爵と秋色の冬」を読んでくださって、ありがとうございます。著者の霞ひのゆです。
いかがでしたでしょうか。久々に書いた中編だったので、ちゃんと終わるかどうか心配でしたが、思ったより早く書き上げられて本当にホッとしています。
まず、登場人物の名前なのですが、あれはすべて実在する紅茶の名前です。
ダージリン、アールグレイはもちろん、ニルギリもジョルジも、アッサムも。
ちなみに、アールグレイは本当にグレイ伯爵という意味らしいですよ。この物語は、この事実を知った時に生まれたお話でした。
ダージリンのオータムナルという名前にも意味があります。オータムナルとは、紅茶の秋摘みの茶葉のことです。
オータムナルのダージリンは優しい香りとしっかりとした強い味わいのある紅茶だそうですよ。
作中のダージリンは、そんな少年になってくれているかな。
ついでにすべて説明してしまうと、アールグレイは柑橘系の香りのするフレーバーティーです。
ニルギリは南インド産のフレッシュですっきりとした香り＆しっかりとした味。
ジョルジはロシア産の甘い紅茶です。アッサムは言わずと知れた芳醇な有名どころ。
あ、そういえばちらっと出たディンブラも紅茶の名前です。
さて、作品の話に戻りますが。伯爵などの貴族が登場するお話は、ずっと書いてみたいものでした。
のらりくらりの変人伯爵……書くごとに子供っぽくなっていきましたが、コレはコレで彼らしいと思います。
彼は一体何者なんでしょうね。ただの変な伯爵？
そしてダージリンの正体、途中で気付いた方居たでしょうか。居たでしょうね。
ところどころでそれっぽい発言や思考を出していたのですが、最後で「えぇー！」ってなってればいいな。
念願の“まさか王子さまかよ！作戦”を実行できたので、私としては大満足です(笑)（ダージの場合正当な帝位継承者なので、皇太子となるわけですが）
ダージはもちろん、ニルも伯爵も、（多分ジョルジも）大好きな子たちになりました。
ところで念願の雪合戦、白熱しそうですね(笑)
彼らの明日が幸せであることを願って。
* * * 霞ひのゆ
♪執筆イメージソング「秘密基地」高田梢枝
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