幸せな一日

結婚してから、毎日悠の寝顔を見て起きる
ホント、全然変わらないんだから
高校時代から悠のこと知ってる
けど寝顔はまだ高校生みたい


「んむ、ゲンミツ・・・」
「ふは」


起こさないように頑張って
笑いをこらえながら
悠の布団をかけなおしたら、
まだ眠たそうな目がこちらを見ていた


「あ、起こしちゃった?」
「ん、いや」
「ごめんね、まだ寝てていいよ」


そういうとぬくっと起きて
私に近づいてきた


「もう起きたから、おはよーのちゅーしよ!」
「んっ」


いいよって言う前にやさしく
ふれるだけのキスをしてきた


「・・・」
「おっし!メシメシっ」


いきなりのキスにまどろむ
私をリビングに連れていく


「うまそう!いただきまーす!」


ああ、いつもの朝だ



幸せな一日の始まり


(毎日こうだったら)
(私、幸せすぎて)
(死んじゃうなあ)

20100613.











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