異人さん
2015/06/12 01:28
雨天時の通勤では、レインブーツの代わりに撥水素材のブーツ(?)みたいな赤色の靴を履くのですがね。
先日もその靴履いて歩いてたら、背後から声を掛けられました。
「その靴すごく目立ちますねえ」振り向くとまったく知らない、おそらく別部署のおじさんが。
お気に入りだったので目を向けてくれただけで嬉しくて思わず「そうですか? ウェヘヘヘ」みたいな気持ち悪い笑い方してしまったあたしに気分を害するようすもなく優しく微笑んでくださり、そして会話はそれきり、ほんとにすぐ離れちゃったんだけど。
通勤の時間帯が重なったのか、昨日また知らないおじさんが背後から話し掛けてくださいました。
やっぱり一言「異人さんにさらわれますよ」。やっぱり優しく微笑んで。
あたしこのときおじさんの言葉の意図がわからなくて、とりあえず笑って誤魔化しちゃったんですが、後で同じ年代くらいの方々に尋ねてみると、なるほど「赤い靴の少女」に出てくる歌の歌詞だったんですねー。あらすじしか知らないからまったくわかんなかったよおじさま。すまん。
背が高く細身の白髪混じりの紳士でした。
次また一緒の時間になったら、今度こそまともな言葉を発したい所存である。
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