人は必ず、嘘をつく



その嘘一つで

自分を守ることも
傷つけることも、容易いだろう。





あぁ、誰か

私だけを好きだと言って


私だけを、視界に入れて




向けられた気持ちが偽りでも

その手のぬくもりが
虚無に支配されていたとしても


背中に回してくれるその腕だけは

まだ


離さないで。










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