※殆ど会話文!











……うん、 今日のお味噌汁も美味くできた!






『……ふふ』

「何笑ってんの」

『えっ…や、何でも!!!』






いつものように私は、 広間で皆さんと食事を摂っていた。

そしたら、隣の平助くんが いきなりこんな質問をしてきたのだ。






「そー!!!名前は誰が一番、大人な男だと思うんだ??」

『大人っ??……うーん、難しいなぁ。…ちなみに平助くんは誰だと思ってるの??』

「俺か??………俺は、やっぱり左…──」

「やっぱりこの俺だろ!!!」

『永倉さん。……さりげなく私のおかずとらないで下さ い』

「悪いなぁ名前ちゃんっ。手がつい伸びちまってよ!!!」

「茉優ちゃん。何だったら僕の煮物いる??」




左隣に座る沖田さんが、お箸を持ちながら私にそう言ってきた。

『いいんですか──「うん。その代わりに、僕が食べさせ てあげ」……結構でーす…』





私は即座に拒否る。





「で??どーだっ、この俺の肉体をっ!!!」

「新八さん。それと大人、…どんな関係があるのかな」

「この俺の筋肉をみたら、もうどんな女もいちころ だっ!!!」

「はぁ??」

「何だよ左之っ…んな哀れむような目で俺を見んなっ!!!い まに見てろっ、俺のこの鍛え上げた筋肉で、女たちを泣い ちまうくらいに惚れさせてやるんだかんなっ!!!」

「新八。……それは、笑い泣き、をということか??」

「なっ、…斎藤、お前までっ!!!」

「一君って、たまにすげーグサッてくること言うよな…」

「面白いから僕は好きだけど。…まぁ、新八さんに足りないのはさ、大人の色気何じゃないの?」

『色気…』

「なるほどなー、」

「なに納得してんだ平助」

「言っとくけど、色気だったら平助……君、除外対象なんだからね」

「はぁ!!???なんでだよっ」

「「お子様だからに決まってるでしょ(だろ)」」

「…何だよなんだよ、人のこと餓鬼餓鬼って…」

『………千鶴ちゃんはー??』

「…えっ」

『千鶴ちゃんは、誰が一番色気ある大人だと思う??』

「私かぁ……うーん、えーとね…」


『「「「(……………)」」」』

「……君菊、さん……かな」

『……なるほど、』

「…確かにな。千鶴お前、すごいところに目がいくもんだな」

「ふふっ…名前ちゃんは??」

『………』

「そうだな。名前は誰なんだ??」

「そりゃ僕でしょ」

「お前のその自信は、どっからくんだよ」

「え、さぁ?」

『私はっ………斎藤さんです…』

「ごほっ………」

「「一君??」」

「また、意外だな…」

「そりゃそうでしょ。選ばれた本人が一番驚いてるんだから」

「それよか名前っ…………な、何で一君??」

『えっ…………、その、服装も黒で落ち着いてて…』

「ははっ、新ぱっつぁん緑みどりっ!!!」

「平助………お前、黄色」

『あと、言葉遣いとかも……』

「「「「………」」」」

「………コホン」

『がっついてないし…』

「……色気、は??」

『……色気、…あるじゃないですか』

「「「「……………」」」」

『……どこに、って顔しないで下さい…………皆さん知らないんですか??』

「「「「「………何が」」」」」








『斎藤さんのうなじっ……すっごく綺麗なんですからっ!!! 悩殺的に!!!!』

「「「「「……………」」」」」

「俺…明日から、着物……黒でいくわ」

「やめなよ。左之さん黒着たら、笑えない」

「俺…これから無口でいくぜっ…!!!」

「違和感ありすぎて逆効果。不気味」

「俺、明日からうなじ出すっ!!!………髪足んねぇや……」

「俺はっ…………無理、何も無ぇ。」










「…ぅわぁ……ほんとだ……………すっごく綺麗……」

『えへへっ…でしょー??色気満載』

「……………コホン」

「…あ、土方さん。こんなところで何してるんですか?」

「っ総司!!???ばっ…何でもねぇよ!!!」

「…………へーぇ。」







(…名前ちゃん。一度に5人も沈めたや)









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